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スカイ・ハイ

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一期一会

ウィキリークス再び

ウィキリークスが新たな機密文書公開かー外交への影響懸念
駐韓米大使、北の体制崩壊で協議......米公電暴露
ウィキリークス 公電暴露 米大使館、各国首脳を酷評
ウィキリークス入手の米外交電文を公開、米紙

個人的にはこの程度の人物評価でどうなるものでもないと思うが、イタリアのベルルスコーニ首相が
「無能で空っぽ」と評価されたのだから、我が国の鳩山総理や菅総理はそれを上回る酷評だろう。
評価以前の問題かもしれない。政治家としての資質はゼロとでも言われているだろう。
公文書で記録に残っているから弁解はできないが、別にアメリカ以外の高官もオフレコでは同じ事を
言ってるワケでそれほどインパクトはないが、問題はこういうレベル以上の暴露である。
これ以上とは共同記事のような、国務長官の署名入りの文書にスパイ行為を指示する内容が含まれる
事やAFPの記事のような、サウジがイランを攻撃してくれとアメリカに頼んだと言うレベルの暴露である。
アメリカはNSAがエシュロンを操り世界中の通信を盗み聞きしている。
この事は世界も承知であり、大使館には盗聴器がある事も知っている。
しかし、コンピューターが処理できる問題と生身の人間でないと処理できない問題がある。
如何に高度な画像解析を誇る偵察衛星でも、人間の心を見透かす事は不可能だから、コンピューター
も万能ではない。ハッキングしなくてもアメリカ情報部から国家機密はいくらでも流出可能である事
の証明であり、アメリカにとっては頭の痛い話である。海保のビデオ流出とはスケールも違うが、
共通しているのは、世界に報道される記事だけが全てではないと言う事である。
天気予報とスポーツの結果以外はマスコミの記事は当てにはならないという事でもある。
情報提供者はアメリカ政府から見れば国家の裏切り者であり、ウィキリークスから見れば保護すべき
内部告発者である。政府高官しか知り得ない情報を一般ユーザーがいとも簡単に知る事ができる。
この代償はジュリアン・アサンジ氏の死をもってしても補いきれないだろうが、武器を使わない
イノベーションとウィキリークスを支える勢力が天使か悪魔かはまだわからない......
ウィキリークスは以前今度のターゲットはロシアと中国と言って、中国のハッカー攻撃関連の外交
文書を公開したが、生の情報が見えない西側としては、中国の内部告発が欲しいものである。
by gyou-syun-u | 2010-11-29 21:10 | 世界情勢

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