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スカイ・ハイ

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一期一会

止める・冷やす・閉じ込める

チェルノブイリ原子力発電所の構造

私は原発反対派でも原発推進派でもなく、人類は効率性と安全性を両立できる技術をいずれ
確立できると信じている種類の人間であります。
日本の技術力はこの超巨大地震の中でも原子炉を自動停止させた。
想定外の津波で冷却装置を動かす電源やバックアップ用発電機などの送電系が使用不能に
なったが、40年前の原子炉でも自動停止したというのは後々評価されるかもしれない。
原子炉5重構造の壁で水素爆発で吹っ飛んだのは一番外側の5番目の壁(建屋)であった。
チェルノブイリ原発は下記の図の様に原子炉格納容器もない2重構造の壁であり安全装置も
甘かった。なので福島とチェルノブイリを比較しても無意味である。

それではスリーマイル島の原子炉はどうだろう。
日本の原子炉は軽水炉でありスリーマイル島原子炉も同じ軽水炉であるが、
冷却材(軽水=水)の使い方で福島は沸騰水型炉、スリーマイル島は加圧水型炉と呼ばれる。

軽水炉のしくみ

沸騰水型と加圧水型の違いはタービンに送られる蒸気が放射性を帯びているか否かの違いであり、
福島(沸騰水型)は放射性物質を含む蒸気を送り、スリーマイル島(加圧水型)は熱だけを送り
そこから新たに蒸気を発生させるから放射性物質を含まない。
スリーマイル島加圧水型の方が福島の沸騰水型よりも構造は複雑だがメンテナンスはし易いと
言われながら、稼働中の操作ミスで結局メルトダウンの手前で燃料の45%が溶けた。
今回の福島第一原発は作業員の操作ミスではなく、天災であるということの違いもあるだろう。
地震と津波で冷却水を循環させる電源と非常用ディーゼル発電のオイルタンクが流された。
この送電系が復旧するまではヘリや消防車を使うしかない。
現在必死で冷やしている。我々の頭も少し冷やした方が良いだろう。
がんばれ、日本!がんばれ、東北!
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by gyou-syun-u | 2011-03-17 21:55 | 国内情勢・世相 | Trackback | Comments(0)
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