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スカイ・ハイ

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一期一会

戦艦大和と放射能

女川・東通原発、電源車を常時配備 注水ルートも確認
放射性物質の水抜き作業急ぐ
福島第1原発:汚染水流出は「格納容器から」…安全委見解

今回の事故を受けても稼働中の原発はそのまま動くワケですが、今回の地震津波で当然ながら
他の電力会社も必死で安全対策を発表しました。背に腹は変えられなくてコストを言ってる
場合ではない。東電の行く末を見ると日本航空と同じ運命を辿るかもしれない。
ところで福島原発1号機〜3号機の圧力容器と2号機の格納容器を製造したのはIHI(石川島播磨重工)
だったんですね。冷却装置などの周辺機器は日本製で、燃料棒の集合体である炉心はGEです。
週間ポスト4月1日号によると

「圧力容器は鋼鉄の鍛造材で厚さは約16センチ。2号機の格納容器は3層構造で、一番内側に
 鍛造材で厚さ3センチの内壁があり、その外側の外壁が鉄筋コンクリート製で厚さ200センチ
 あります。その外に遮蔽外壁があり、これも鉄筋コンクリート製で厚さ100センチです。
 どれくらいの熱や圧に耐えられるかは、申し訳ありませんが、弊社が答えられる範囲を超えます」

戦艦大和を作った石川島播磨重工業の堅牢さが今間迄のあり得ない理由だったのかもしれないが、
圧力容器や格納容器そのものは堅牢でも、そこに繋がる様々な配管やバルブ等が想定外の衝撃
あるいは熱を受けて損傷したのかもしれない。
現時点の東電の発表では鋼鉄製の圧力容器の下部に突っ込む計測器の貫通部分が損傷して穴が開き、
そこから汚水が漏れている可能性が考えられるという事ですが、溶けて穴が開いたのか地震の衝撃で
亀裂もしくは穴が開いたのかは分からない。
配管や計測機器のバルブや繋の部分の損傷の可能性は以前から言われていた事であるが、
スリーマイル島原発事故では燃料棒の45%が溶け福島の場合数%~数十%と言われる。
穴が開いている以上スリーマイルを超える燃料棒の溶融になるかもしれない。
しかし耐えて欲しいIHIの圧力容器と格納容器。
by gyou-syun-u | 2011-03-28 21:43 | 国内情勢・世相

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