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一期一会

菅総理が言うとサンセット計画に聞こえる


菅首相、サミットへ出発=自然エネルギー重視表明へ
焦点は原発 菅首相、日仏首脳会談へ

菅総理は思いついた事を熟慮する間も惜しんで発表してしまう癖があるようですが、
エネルギー基本計画を白紙に戻すといってもまだ議論半ばの段階である筈だ。それを2030年迄に
太陽光発電のコストを現在の1/6にすると言い、確証もないのに「サンライズ計画」を掲げました。
2030年にもなれば原子炉も次世代に移行する。勿論原発の危険性は太陽光発電の比ではないが、
日本の国策がまるで明日にでも変わってしまうかのような印象を海外に与えても仕方がないだろう。
少なくとも核保有国の原発政策は未だ原子力エネルギーの推進であり、サミット開催国のフランスは
その筆頭であります。アレバがいなきゃ福島のリセットもできない状態であります。
震災援助のお礼はともかく、エネルギー計画を一旦白紙に戻す事を強調するよりも、フランスの
原子力エネルギーに対する姿勢や安全管理を自分の目で確かめる事も大事だろう。
理想を掲げるだけでは誰も付いてこない。日本のエネルギー政策を根本から変えるには、
電力会社の地域独占体制を改めなければどうしようもない話であるが、発電と送電を分離したら、
高品質の電力を安定供給する事が難しいというのが電力会社の言い分で、
高品質の電力とは、停電しない事・周波数が乱れない事・電圧が上下しない事らしいですが、
この品質の徹底管理はひとつの会社がトータルで管理した方が高品質を維持できるという事で、
発電と送電を別々の会社ですれば色んな業種が参入できる反面、品質維持が難しいという話です。
経団連の米倉会長はアメリカで電力自由化を導入した州では年に2,3回大規模停電が起こると言って
ますが、電力も投機の対象になるので日本人の考える安定供給とは少し意味が違うかもしれない。
そして電力自由化を導入したら必ず外資が入ってくる。
経産省と電力会社と経団連がイヤだという電力自由化を簡単に変えられると菅総理は思っている。
民主党の政治主導が発揮された試しはないのだから、サンライズ計画を打ち出すのは日本の競争力が
軌道に乗ってからでも遅くはないでしょう。ましてフランスで「原発は嫌いです」とは少なくとも
外交上言う必要はない。
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by gyou-syun-u | 2011-05-25 21:08 | 国内情勢・世相