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スカイ・ハイ

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一期一会

リハビリで.....足るを知る

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4年程前、仕事中に滑って右肩を強打し、〃右肩腱板断裂〃と言う診断を
頂き、目でたく3週間の入院生活を送るハメになりました。
最初に私は接骨医に行って、「ちょっと肩が変なんですが見てもらえますか?」
くらいのノリだったのです。何故なら痛みが全く無かったからです!
肩を色々触られて「もしかして腱板を断裂してるかもしれないので専門の病院で
見てもらった方が良いかもしれませんね」という診断であった。
断裂=手術=入院と聞いて、目の前が真っ暗になりました。
当初医者の見解は、完全断裂ではないので、必ずしも手術する必要はないが、
手術した方が回復は早いという事でありました。勿論手術後も相当期間のリハビリが
必要であると言われ、ガーーン♪ 結局何だかんだで、事故から入院する日迄
3週間もかかっちゃったので、それ迄、ネットで右肩の回復率や運動選手の
靭帯損傷などの関連事項を検索する日々が続いたのでありました。

腱板というのは肩関節に4つ付いてる貝柱のようなもので、肩の回旋運動その他を
支える腱であります。筋肉なので何本もの繊維で出来ており、私の場合は、
4つの内の一つの腱板の筋肉繊維に穴が開いてる....つまり断裂しているという事で、
たったこれだけでも、右肩の上下左右と前方運動が不可能になったのです。
右肩をブランと下げて、後方には動かせるのですが、前方には1ミリも動きません。

手術当日の日が来ました。そんな大層な手術ではないと思いつつも、小学校の時の
盲腸の時以来で(あの時は、先生が、ハイこれが君の盲腸ですよ〜♪と純真無垢な
穢れを知らない私の鼻先に、肉片を突きつけたのです)、何か宇宙人に身体検査を
される様でイヤなんです。しかし私は自分の如意棒が勃起しない事のみを祈りつつ、
心を明鏡止水に持って逝き「好きにして!」と心の中で叫んだのであります。
浣腸を無事済まし、手術着を脱がされた私は全裸で股間にガーゼのT字帯姿でした。
何で肩の手術に全裸でTバックなんだ?とお嘆きの諸兄もおありだと思いますが、
全身麻酔をかけるので、手術後しばらくは点滴で体を動かせないからです。
「今から麻酔かけますからね」という声がしてから数秒後、私は深い眠りの中へ....
私の手術は背中の筋肉を引っ張って、右肩の腱板の残りと繋げるというものでした。

遠くから声がします。ペタペタとほっぺたを叩かれてるような気がしました。
どうやら眠り過ぎた様です。反省! 瞼が重い。さすが病院の麻酔は効きまっせ!
それにしても違和感があります。良く見ると尿道にカテーテルが差し込まれ溲瓶へ。
痛いんです。それほど違和感を感じないと言う人もいるかもしれませんが、
私は我慢できませんでした。3日の装着予定を目覚めたその日に外して頂きました。
しかし、本当に我慢しなければならないのは、麻酔が切れた後の肩の痛みでした。
痛み止めが効かないんです。意味も無く何度もナースコールをしてしまいました。
「君の笑顔を見ると痛さなんでへっちゃらさ」という思いの下には下心が。
しかし、右肩の痛みは下半身の疼きをも凌駕するものでした。激痛の間に鈍痛が
絶え間なく訪れて眠れないんです。この痛みは3日3晩続きました。
腰から下は動きますが、右上半身はコルセットで固定され動かせません。
カテーテルを外してもらった代わりに、自分で用を足しました。
3日間は点滴だったので、オシッコだけですが、上半身を時間をかけて傾け、
左手でイチモツを掴み、溲瓶の中へ人生の無常を注ぎ込みました。
たまたま、その光景を看護師さんに目撃されてから、カーテンを予告無しに
開けやがる看護師が多くなりました。
それはさておき、1週間でコルセットが外されてからは、リハビリが始まりました。
筋肉は使わないと縮むと言うか固くなるので、痛いけど早めに筋肉を伸ばしたり
ほぐしたりする必要があると言う事でした。相変わらず三角巾で吊ってましたが、
リハビリの時だけ外すという感じです。

色んなストレッチをして、徐々に筋肉を伸ばしていくのですが、
当然最初は500グラムのアレイも持ち上がりません。おまけに激痛が走り油汗が.....
いよいよ3週間の入院生活も終わり、アルカリ性の食事を3食完食したおかげで、
肥大した体とパンパンな顔で退院致しました。
三角巾で吊りながら、通院でリハビリ生活の始まりです。
そこで何とか早期回復をと願い、通院と併用して、2ヶ月後からスポーツクラブに
入会し水泳を始めたのです。最初はプールの中をゆっくり歩くだけですが、
全身運動で局所的な圧力がかからないので、リハビリには本当に役に立ちました。
大体1年はかかります!と言われたのを8ヶ月で完治致しました。
あの時の執刀医の先生や看護師の皆様、再度有り難うございました。
失って初めて知るモノがこの世には沢山あるんだと確信します。
キーボードを打てる有り難さ、ディスプレイを見れる有り難さ。
世の流れに逆行する〃足るを知る〃をもっと見つめてみよう。
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by gyou-syun-u | 2005-11-10 22:54 | 国内情勢・世相 | Trackback | Comments(0)
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