ブログトップ

スカイ・ハイ

harock.exblog.jp

一期一会

集団的自衛権の行使容認でも、手枷足枷を中々取ってもらえない自衛隊


中国が南シナ海に進出するのは、中国海軍の「2010年までに第1列島線(沖縄、尖閣、台湾、
フィリピン、インドネシア、ベトナムの領海)の制海権を、2020年までに第2列島線(小笠原諸島と
サイパン、グアムを結ぶライン)の制海権を確保して、2040年までに太平洋とインド洋を独占する
アメリカ海軍と同等の空母打撃群を作る」と言う大中華思想を実行しようとしているからです。
今は2015年ですから、2010年までに南沙諸島を含む制海権を握ると言う設定目標から5年遅れてる
ワケですが、中国が今後、第1列島線の制海権すら握ると言う事は殆ど不可能に近い。

人民解放軍の幹部連中の発言は異様なモノであります、
1995年「もしアメリカが台湾有事に介入したら、中国はロサンゼルスを核攻撃する」
2005年「核兵器の先制攻撃で、資源的に許容量を超えている世界人口を減らし、
    中国が地球を支配する」
2007年「中国が空母打撃群を持った暁には、ハワイから東をアメリカが、ハワイから西を
    中国が管理するという事で手を打ちませんか?」

……アメリカも最初は冗談だと思ったらしいが、どうやら本気のようだと……
2013年米中首脳会談 習金平「太平洋は米中を充分に受け入れる余裕がある」
2015年5月17日、ケリー国務長官との会談で
           習金平「広い太平洋は2つの大国を収容できる空間がある」

習氏「広い太平洋は2大国収容できる」米長官と会談 岩礁埋め立ては平行線か

国家主席が堂々とこのような発言をするという事は、軍部はそれ以上だと言う事でしょう。
しかし、習金平は太平洋やインド洋をアメリカの領海だとでも思っているのだろうか。
海外留学組の中共幹部の子息達は、フェラーリやランボルギーニを乗り回し遊び惚けているし、
人民解放軍のトップは他国にも増して不正や汚職にまみれ、地方政府は錬金術に呑み込まれ、
共産主義とは名ばかりの軍閥の寄せ集め集団である中国に、太平洋はおろか国内ですら統治は
無理であります。国連からもアメリカからも見捨てられているチベット問題はやがて大きな火種に
なるだろうし、国力をあまりにも過信すると、小国に足下を掬われるだろう。

南沙諸島の領海問題で中国と対立しているベトナムが、ロシアにキロ級潜水艦6隻を発注、
来年迄に6隻全てが納入されます(ロシアは中国にもキロ級潜水艦を輸出しています)。
これに日本が誇る89式魚雷を使えば、中国にとってベトナムですら脅威になります。
もとより海自の潜水艦が第一列島線近海で中国の潜水艦や艦船に睨みを効かせています。
中国は深度が浅い(約200m以下)東シナ海ならともかく、深度が300mを超える南シナ海で、
そこまで作戦潜航できる潜水艦も(中国の原潜は200mを超えると変形)900mの最大潜航深度を持つ
89式のような攻撃魚雷も持ってない。唯でさえやかましい中国の原潜は魚雷を撃つにも安全深度まで
浮上しなければならず、日中の潜水艦勝負では中国の完敗である事は、既に中国が認めています。

600m以上の深深度で無音潜航できる海自の潜水艦は、米中ロシア全ての潜水艦の識別ができます。
中国は〃接近阻止・領域拒否〃という軍事戦略上、弾道ミサイル、対艦ミサイル、巡航ミサイルに
力を入れてきました。射程距離が長い超音速ミサイルで敵の戦闘機や艦船の接近を阻止し、仮に
防衛ラインを突破されたら容赦無く叩くというものです。
しかし、南シナ海のシーレーン封鎖など中国包囲網を阻止する為に対潜能力の向上や、南沙諸島に
大規模な軍事基地を作ろうとしています。

このような状況下で、先日安倍総理は集団的自衛権の方向性について、
非常に分かり易く説明しました。





安保法制 政府の主要条文案Q&A

安保法案与党合意 自衛隊の役割大きく前進も残る制約 武器使用に「日本ルール」

方向性は極めて簡潔明瞭であります。
但し、成立を目指す合意内容の中味、特に自衛隊の武器使用に関しては、従来通りで手枷足枷が付いた
ままです。防衛出動という有事以外は、尖閣に上陸された場合でも集団的自衛権行使の時も、日本の
「存立危機事態」にならない限り、武力行使(自衛隊と言う組織による戦力使用)は認められず、
補給や情報提供などの後方支援に限られる。
PKOなどの人道支援で治安維持を遂行する場合は、任務遂行型の必要最小限の武器(自動小銃や拳銃)
の使用が認められるようになりました。
今回閣議決定されたのは、有事法制関連法の改正案をまとめた「平和安全法制整備法案」と
今迄は例外として扱ってきた他国軍の後方支援を、随時可能な恒久的なものにする「国際支援法案」
の2本で、海外での武力行使を禁ずる憲法9条の制約下で、ギリギリの解釈の変更を練った ものだとは
思いますが、そもそも武力行使と武器使用を分けているのは日本だけで、憲法9条の弊害であり、
共に敵を制圧する意味の海外の軍隊では通用しない。
だから、憲法そのものを改正しないと時代に取り残されると思うわけです。
このような自衛隊に手枷足枷つけて世界に飛び出せという改正案ですが、それでも国会では紛糾する
でしょう。とりあえず集団的自衛権の行使を国会で承認させる事が優先順位なのかもしれませんが、
9条の改正なくして自衛隊の能力はフルに発揮できず、国家存亡の危機にも直結するので、
更なる修正を求めます。
[PR]
by gyou-syun-u | 2015-05-18 17:00 | 世界情勢 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://harock.exblog.jp/tb/21798350
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。