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どうなる?新国立競技場



新国立設計ザハ氏と契約解除へ…文科省など検討

世界的建築家・槙文彦氏「日本チームで作る」…新国立設計

新国立競技場 国際デザイン・コンクール


下村文科相に500億円の負担を求められた舛添東京都知事は…….
  「あの案が難しすぎるっていうことでしょ? 難しいのわかってて、なんで採用したんですか?
   っていうところから始まって、誰が採用したんですか? 」

2012年の新国立競技場の国際デザインコンクール公募で、最優秀賞に選ばれたのが、
イラク出身でイギリス在住の女性建築家、ザハ・ハディッドの作品でありました。
当時はニュースで報道されたデザイン画を見て斬新だなーと思ったくらいで、この女性建築家の
デザインが実現不可能な作品が多くて有名だというのは知りませんでした。
このザハ氏を強く押したのが、このコンペの審査委員長でもあり、独学で建築を学び世界に羽ばたいた
安藤忠雄氏でありました。最終審査は難航したそうですが、この奇抜なデザインが実現できれば、譬え
コスト高になろうと、日本の技術力を世界にアピールできるという側面が背景にもあったようです。
しかし建築費の当初の見通しは1300億円でしたが、ザハ・ハディッド側が求める建築資材を使うと
3000億円かかると試算され、そんなもん高過ぎるから設計変更をザハ側に依頼して面積を2割縮小して
1625億円に圧縮。しかし建築資材の高騰で、ゼネコン側の見積もりは1625億円から2500億円に
なってしまいました。

総工費は北京オリンピックの鳥の巣で約500億、ロンドンオリンピックのメインスタジアアムで
約900億円。それを考えると、いくら資材高騰と言っても2500億円はどう考えても高すぎますね。
ザハ氏の作品は斬新ではあるが、コスト高で採算が合わず、コンペで勝っても結局実現されなかった
というケースも多々あると言う事ですが、特に8万人収容の新国立競技場の資材をザハ・ハディッド側
が求めるものを使うと開閉式屋根に加え構造自体が複雑ゆえ、コスト高は目に見えているだろう。
特に2本の巨大アーチがクセモノで、日本の技術力で作れない事はないが、工期も伸びるとゼネコン側
は言う。結局、一番最初の設計から2割ほど縮小され、当初のデザインからはかなりインパクトが
失われてしまった。
可動式の屋根も2020年のオリンピックには間に合わない。
個人的には別に可動式でなくてもいんじゃないのと思います。福岡ドームの可動式屋根も、1回開ける
のに30万円くらいかかるそうですから、今後の維持費を考えると無くても良いでしょう。

2012年11月の最優秀賞発表から約2年半経ちました。
今年の3月に解体工事が始まり、9月に終了し、予定では10月から本体工事に着工だそうですが……
施工業者は大成建設と竹中工務店で、共にスーパーゼネコン(鹿島建設・清水建設・大成建設・竹中
工務店・大林組)の一角で、大成建設は国内外問わず、複合施設、交通インフラや空港のターミナル
ビルや滑走路など大規模プロジェクトを得意とし、竹中工務店は大阪の名所となったあべのハルカスを
始め、東京タワーや日本の5大ドーム球場、東京ミッドタウンなど、国内トップクラスの業績を誇る。
現時点で、文科省はザハ・ハディッド側との契約解除で進めるようですが、その代替案としては建築家
の槇文彦氏らのグループが、日本チームの設計でできると既に提案(2014年と2015年に会見)して
いるので、そうなる様に期待しましょう。まあプロジェクトXみたいですね。
コンクリート打ちっぱなしのイメージが強い安藤忠雄氏と、イメージ優先の奇抜なデザインが売りの
ザハ氏の組み合わせが、神宮外苑の環境をぶち壊すような単なるオブジェクトになるよりは、コンペで
入選した日本の設計事務所の案を土台にして、一から設計を見直した方が無難ではないかと思う。
東京都民として生暖かく見守っていきたいと思います。
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by gyou-syun-u | 2015-06-08 21:12 | 国内情勢・世相 | Trackback | Comments(0)
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