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スカイ・ハイ

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一期一会

人を殺して何故悪い?


この問いにどうゆう答えを出したら良いのだろう。
人を殺しても全然構わないよ♪と言ったら、何人の人が簡単に人を殺すだろうか。
理由も無しに簡単に人を殺す時代だとしても、テロリストじゃあるまいし.....
これが、動物を殺して何故悪い?になると少しニュアンスが違って来ます。
犬や猫を殺すのは悪いけど、食肉用の牛豚鶏を殺しても誰も悪いとは思わない筈で
あります。多くの人が屠殺の現場を見た事がないからである。
今夜も食卓には挽肉料理が並んでいる事でしょう。
更にゴキブリ殺して何故悪い?と問われれば、いや構わんだろう....と言う筈である。
殺虫剤が堂々と売られている訳ですからね。ゴキブリにしたたかさは感じると
思いますが、ゴキブリの尊厳迄は普通は考えないでしょう。
こんな身勝手な人間様に、果たして命の尊厳や品位を本当に語れるのであろうか。

7年前の1999年、山口県で起きた母子殺人事件で、妻と幼い子供を当時18歳の会社員
に殺された原告の裁判が先日開かれました。原告は一審二審の無期懲役を不服として
極刑を求め控訴し、最高裁で口頭弁論が開かれ結審しました。
どんな極悪人にも弁明の余地を与えるという事は、法治国家として当然ですが、
被害者の人権より加害者の人権が重視される論調も一部目につきます。
私は原告と同じく極刑(死刑)を望む立場の人間です。

国家に人の命を奪う権利を委ね、自らの死を以て罪を償わせると言う法制度による
死刑執行が、全く苦痛も無く眠る様な処置の仕方であったら、死刑に対するイメージ
も変わるでしょう。喜怒哀楽欲の心中で心は絶えず反転し、愛したい抱きしめた
いが、瞬時に殺したい首絞めたいに変わる可能性を秘めています。
通常は理性のおかげでこの振子が短く弱いのですが。
アメリカでは公開で電気イスとか薬物投与ですが、日本の現行法は絞首刑であります。
首を吊って自殺する人は多いけど、時間を指定され強制的に首を吊られる現行法
は確かに受刑者にとっては恐怖であろう。ひっそりと執行されるのはある意味最後の
〃情け〃ではないだろうか。遺族にとって直後の感情は市中引き回しの刑にして
もらいたい筈でありますが、江戸時代じゃないのだからそうもいきません。
犯人の情状を慮れる遺族の方は少ないと思います。犯罪者の更生は保証される類いの
ものではなく、更生の結果は裁判官でも予測はできないからであります。
どんな理由であれ人を殺す事は大罪になりますが、殺人犯が必ずしも死刑になる
とは限りません。世間を驚かす極悪人でも懲役刑の場合は仮出獄ができます。

アムネスティによると、死刑制度を全面的に廃止している国はフランス・カナダ・
イギリス・オーストラリア・ドイツなど86カ国。軍事下など例外を除いて通常の
犯罪では適用しない国が11カ国。過去10年間死刑が執行されておらず、廃止の方向
にある国が25カ国。これらを合わせると事実上の死刑廃止国は122カ国。
これに対して、通常の犯罪に死刑を適用する国は、日本・アメリカ・中国・韓国・
北朝鮮・インド・エジプトなど74カ国となっています。
フィリピンのアロヨ大統領は国内の1000人の死刑囚を無期懲役に減刑しました。
世界的な流れとしては死刑廃止の方向にあります。
更生が望めない、或はそれ以前の問題の場合、司法は死刑を下します。
.私はイエスを愛し釈尊を敬い、老荘思想を嗜む人間ですが、それでも死刑制度は
存続すべきであると思います。誰にでも過ちを犯す事がありますが、罪を償う事の
意味を死刑制度は教えてくれ、最後の抑止力になると思うからです。
フランスやイギリスが死刑制度を廃止したからと言ったって、今迄どれだけの武器を
世界中にバラまいた事だろう。そんな事よりも武器の輸出をやめなはれ!と小一時間。
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by gyou-syun-u | 2006-04-20 20:09 | 国内情勢・世相