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スカイ・ハイ

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一期一会

麻原彰晃(松本智津夫被告)死刑確定


麻原彰晃こと松本智津夫被告に死刑が確定した。 
本当の覚醒者ならば心神喪失もへったくれも無い筈であるが、松本被告の場合は、
クンダリーニ覚醒の危険なケースに陥った最たる例で、脳神経回路のバグである。
ヨーガと瞑想のサークルが如何にしてテロリスト集団に変貌していったのであろうか。
松本被告は異様な風貌であるが、インチキ詐欺師の如く弁がたち昨今の悪徳宗教家と
同じで、金と女に嵌まっていった。空中浮遊などクソの役にも立たなかったようで
ある。世間の興味はオウムの教義より社会を揺るがした地下鉄サリン事件や坂本弁護士
一家殺害事件である。日本人は無信仰どころか宗教人口は総人口を上回る。ゆえに
未だに麻原を尊師と崇める信者が数百人いても不思議ではない。彼等を改心させようと
しても無駄である。昨日TVに出演した上祐は昔と較べると随分丸くなった様ですが、
彼とてオウム教義の核を捨てたわけではない。オウム信者は、ヒンドゥー教徒と同じく
破壊神シヴァを、創造の為の破壊、腐った世の中を壊す正義の為の破壊と捉えている。
解釈として間違っている訳ではないが、心のリセットよりも実際の力の行使にメインを
置いた手法は、常識的感性を持った幹部を取り入れなかった組織の決定的な弱点であり、
日本赤軍の内ゲバを連想させます。
初公判が始まって10年経ってもロシアや北朝鮮との武器輸入ルート含めた背後関係が
何も解明されてはいない。どさくさに紛れてオウムを利用した組織もいるだろうが、問題
が外国に及んだらもはや公安は手出しできないのだ。
オウム全盛期は終末思想ブーム華やかし頃であるが、他の宗教団体と違う所は、
物理化学関係のエキスパートが何人もいた事である。ある種の独立王国を作りたかった
のだろうが、武器を導入した時点で、宗教の仮面を被ったテロリスト集団となり、
イスラム過激派の仲間になってしまった。
実際問題、山や寺に籠って修行するより、社会生活を営みながら高い精神性を維持する
方が遥かに難しい。純粋に自分自身の為に親も兄弟も捨てられる.....その様な覚悟で
挑むのであれば、修行の意味も違ってきますが、言っちゃ悪いがオウムもアーレフも
社会生活不適合者の巣窟であり、麻原彰晃は尊師としては限りなく詐欺師に近い。
20年30年座って悟れるなら誰も苦労しない。〃千年〃求めてもまだその先が在るのだ。

★この破壊の神シヴァについては天道の御聖訓(砂文字)で小学生にも解る程の
   ストーリーで簡潔に説かれていますので、御紹介させて頂きます。

         天道御聖訓 「創造・維持・破壊の定理」

          第1章「創造の神」
この世は形象の世界です。この世界・宇宙を管理する為に、親神は二柱の神を指名
しました。その一方は、形の創造を司るブラフマー。
<ブラフマー>私の名はブラフマー。親神の命に依り、この世の形、形象全てを造り
       出す。まず最初に〃霊界〃の片隅に黒い空間を造った。その黒い空間
       は絶えず膨張している。人はそれを宇宙と呼んでいる。次に、その黒い
       空間、宇宙の中に、炎の塊と物質の塊を数限りなく散りばめた。
       人はそれを星と呼んでいる。
       親神はこの中に、自ら造りだした〃霊〃を放たれようとした。私はその
       数ある星の中の幾つかを選び出し、生命を宿らせた。霊は生命に宿り、
       軈て一つの星に文明が起きた。然れど人は文明が栄えても心を汚して
       いく。ああ嘆かわしい.........
          第2章「破壊の神」
もう一方の神は形の破壊を司るシヴァ。
<シヴァ>  私の名はシヴァ。形ある世界を一切破壊する。形が心を汚す事あっては
       ならぬ。生あれば死ある。形あるものはいつしか壊れる。これ道理なり。
       さて、次は何を..........
          第3章「創造と破壊の矛盾」
ブラフマーは形を創りシヴァは形を壊す。さてどうなるのでしょう。
<ブラフマー>哈哈。見るがいい。我は星を五百も増やした。地球には人々が栄え
       人口もどんどん増えている。と同時に文明も栄えている。
<シヴァ>  文明が栄えている?人々が堕落していくのみではないか。
       その様な文明は即刻壊すべきだ。
<ブラフマー>まただ。また私の造ったものをすぐに破壊する。シヴァ、お前は何故に
       私の造ったものを破壊する。何故だ?
<シヴァ>  形あるものが心を汚す事あってはならぬ。故に我は壊すのだ。
       破壊全て我が権にあり。これお分かりか?
創ってもすぐに破壊されてしまう。困ったブラフマーは親神に嘆いたのです。
<ブラフマー>親神よ。親神よ。ああ、我、如何にすべきか。
          第4章「維持の神」
そして親神は、維持の神を使わしたのです。その名はビシュヌ。
<ビシュヌ> 私の名はビシュヌ。創造されしものを一切維持する。
       霊は修練場として形の世界を必要とする。如何に優れた霊であれども、
       修練の段階で練磨されたれば、優れたものへとなる。そのためにも
       造られたものが長く保たれる様、私は維持をする。
          第5章「創造・維持・破壊の定理」
こうして創造・維持・破壊の神が、世を管理する様になりました。
<ブラフマー>我はまた星の数を増やし、地球の人口を増やし、文明を栄えさせた。
       然れど、またシヴァが...........
<シヴァ>  あの文明は乱れようとしている。大きくならないうちに破壊すべきだ。
<ビシュヌ> 待たれいシヴァ。維持するは我に命あり。流れをじっくりと見る必要が
       あるのでは。シヴァよ。あなたの一存で、全てを破壊する訳にはいかん。
       そら一人の賢人が出現し、皆、少なからず世の乱れに過ちを認め始めて
       いる。
<シヴァ>  うーむ、然れどあの文明は手遅れだ。ビシュヌよ。破壊するぞ。
<ビシュヌ> 然ればシヴァ。次の創造のために必要なものは残すのだぞ。
<シヴァ>  哈哈、心得た。
四季に例えれば、ブラフマーは春、ビシュヌは夏と秋、シヴァは冬にあたります。
その中で霊は、そして心は育って行くのです。
          第6章「破壊神の過ち」
ビシュヌの出現でシヴァは毎日が面白くありません。そう、自分の思い通りに破壊が
出来ないからです。そのいらだちは、シヴァにある過ちを起こさせたのです。
その過ちの為に、部下であるアシュラは怒りました。
<アシュラ> シヴァよ。どうしてお前は過ちを犯した。どうしてくれる?
       悪は破壊されるものとお前は言ったはず。故に我、お前を破壊する。
<シヴァ>  アシュラよ、許せ!確かに我が誤りなり。すまん!
<アシュラ> 消えてもらう、覚悟!
アシュラは一方的にシヴァを抹殺しようとしました。シヴァとアシュラの戦いが
始まったのです。シヴァの方が強く、アシュラは幾度となく破れました。
然れどアシュラは、これ迄シヴァによって与えられていた悪を滅するという大義名分の 
下に、戦い続けたのです。それを見ていたブラフマーとビシュヌは.........
<ブラフマー>待たれい!次なる創造の為の破壊は許されるもの。然れど憎しみと罰を
       与える為の破壊はあってはならぬ。シヴァは今迄正義の為に尽くして
       きた。親神もまた苦労してシヴァをお産みになられた。故に汝のその
       破壊、我は許さん!
<ビシュヌ> アシュラよ、我は維持を望む。シヴァを守る。小悪が大善を滅する事が
       あってはならん!
ビシュヌとブラフマー、双方の意見によって、アシュラは天界を追放されました。
シヴァはそれ迄、自分が破壊しようとしてきた創造と維持によって守られたのです。
それからシヴァは、創造と維持を尊重するようになり、創造の為の破壊を為す様に
なりました。しかし、アシュラの念は地上に降り、戦争という悲惨な破壊を生んだ
のです。
<アシュラ> 何故だ!どうして俺が追放されねばならぬ。悪いのはシヴァだ。
       覚えていろ!ビシュヌ、ブラフマー。お前達の造るもの維持するもの
       全てを俺は破壊してやる!

アシュラはシヴァだけではなく、創造の神、維持の神まで憎んでいます。その為に
自然や社会、生命に至る迄破壊する様になったのです。更にアシュラは、人間の心に
働きかけ、超兵器を造らせたのです。超兵器は恐ろしい死を呼びます。あってはなり
ません。また、このまま人間の心の乱れが悪くなるのみなれば、シヴァは今度は
本当の破壊、水火風の劫殺を呼ぶでしょう。この事態の発端は憎しみによる争いに
あります。それは他の過ちを許す事が出来なかった為に起こったものです。アシュラは
元々、正義の為にシヴァに従って破壊する役目を担っていたのです。
今アシュラの乾いた心に水を注ぐ必要があります。
by gyou-syun-u | 2006-09-16 13:34 | 国内情勢・世相

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