千の風になって
12年前の午前5時46分.....阪神淡路大震災から早いもので12年経ちました。
改めて亡くなられた方々の御冥福を御祈り致します。
高速道路がグニャグニャになったのには本当に驚きました
昨日のNHK「クローズアップ現代」で大地震の時の火災の話をやってましたが、近い
将来起きると想定されてる巨大連動地震の災害時で予想される揺れは、40階建ての
超高層ビルでは現在の耐震設計上の許容範囲である2メートルの倍である4メートルの揺れ
が起きるそうです。当然立ってはいられない。
6000人が働く超高層ビルを例にとると、地震によるEVやスプリンクラーの破損などで
非常階段を使って降りる場合、全員が避難するまで約1時間20分かかるそうです。
それまでビル内の火災が待ってくれるわけではないので、かなりの惨状が予想されます。
阪神淡路大震災の時、狭い路地や倒壊した建物で消防車が入れないとか給水管が壊れて
ホースから水が出なかったなどの教訓から、移動できるポンプや耐震構造の給水管の設置
等の改善に努めているそうですが、大規模火災においては消防車の数がとてもじゃないが
足りないらしい。一番効果的なのは初期消火だそうですが、昔ながらの長屋だったら
隣近所の人達が力を合わせて消火活動をするというのは当たり前だったと思いますが、
今の世の中ではよほどの近所付き合いがなければそう言う繋がりは出来にくい。
町内会の自衛消防団の拡充が求められる所以でしょうね。
特に木造家屋の密集する地域は都会地方関係なく要注意ですね。
大難を小難に小難を無難にするには、人間力の相乗効果以外に術は無いかもしれません、
今の世の中に求められるべきは、本来の人間が持っている素の力ではないでしょうか。
テクノロジーでカヴァーできる分野もありますが、火事場のバカ力は人間故である。
大規模災害の時は、とりあえず自分あるいは自分の家族の生命を守るだけで精一杯
でしょう。そして余力がある場合に他人という事になります。
情報立国を目指すなら、災害時の情報ツールの飛躍的進歩を望みます。
その人の寿命は本人にも解りません。人の生き死には人間がコントロールできるものでは
なく、同じくこの星の寿命を人間様がコントロールしようなんて恐れ多き事でしょう。
この気宇壮大な大宇宙の中で、たかだか100年ぽっちしか生きられず、しかもあらゆる
分野で戦争紛争闘争競争に明け暮れるこの世だけが宇宙の現実であるというのは、悪い
冗談であります。新しい風はどこから吹いてくるのだろう。
千の風になって 日本語訳詩 新井満
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
あの大きな空を
吹きわたっています
by gyou-syun-u
| 2007-01-17 21:27
| 国内情勢・世相