ブログトップ

スカイ・ハイ

harock.exblog.jp

一期一会

PAC3入間基地に配備


日本のミサイル防衛の要であるパトリオットPAC3が、航空自衛隊入間基地に配備
されました。地対空誘導弾PAC3の迎撃範囲は半径20キロなので東京を守る時は移動
させるそうである。PAC3の仕事は、イージス艦搭載の艦対空ミサイル(スタンダード
ミサイルSM-3)が、敵国から飛んで来た弾道ミサイルを〃大気圏外〃で迎撃し損じた
場合(当然撃ち損じは生じる)、そのミサイルを〃大気圏内〃で撃ち落とす事であり、
この場合の仮想敵国は北朝鮮・中国となる。日本での実戦配備はクローズアップされる
北朝鮮問題に連動して早まったというワケである。

今年の1月、中国は衛星攻撃兵器ASAT(anti-satellite-weapon)の実験に成功しました
が、フォーリン・アフェアーズ日本語版2月号に、宇宙での軍拡競争を回避せよと言う論文が
何本か載ってます。以下一部抜粋(2ページ)

「事実、今回の中国による実験をアメリカが憂慮しているのは、台湾海峡有事の際の
 台湾防衛をめぐって、米軍が精密誘導兵器に多くを依存しているからである。事実、
 アメリカの高度な軍事力のアキレス腱の一つが情報衛星に軍事活動の多くを依存して
 いる点にあることは広く知られている。宇宙空間における情報収集でもっとも進んで
 いるアメリカは、衛星に対する攻撃で失うものも、もっとも大きい、ということだ」

今回の実験で地球の周回軌道上を漂うゴミがまた増えて、他の商業衛星に被害を与える
可能性があり、アメリカはこれらの残骸が他の軍事衛星や商業衛星に与えるダメージを
考慮して1985年以来ASATの実験を停止しているそうである。
仮に世界をパニックに陥れようとするならば、核を使わずとも衛星を何個か破壊するだけで
事足りるのかもしれません。GPS機能が失われれば、ミサイルは盲目となり、会社や
個々の情報システムが逝ってしまう。現在のアメリカの衛星は600個あり、2010年には
2000個に達するという(その多くは商業衛星)。
アメリカのミサイル防衛システムが進化して、衛星攻撃兵器兼用になればロシアや中国の
さらなる反発を招く。兵器の近代化を急ぐ中国にとって膨大な費用がかかるシステムより
コストが低く抑えられるASATの方がメリットがあるのだろうが、中国は今後実験はしないと
明言してます。アメリカに衝撃を与えただけで十分であった。
北朝鮮や中国との対話が〃愛〃で解決するなどと思ってる人はいないと思いますが、
外交における対話とは駆け引きによる利益の奪い合いであり、情報戦がモノを言う。
故に盗聴盗撮に長けたアメリカが一歩リードしてます。
入間基地への今回のPAC3配備をはじめ嘉手納基地へのF22の配備、イージス艦改造など
今後自衛隊は攻撃型に変貌しますが、私はこれをもって日本がいよいよ戦争に突入する
などと感じた事は一度もありません。プロ市民の輩には失望するだけです。
それに中国や韓国や北朝鮮に文句ばかり言う人にも、その前に日本の国防を真面目に
考えろ!と言いたいですね。どうせアメリカに金取られる宿命なら最強の布陣を敷けと。
人類は陸海空だけでなく宇宙空間にも覇権の手を伸ばそうとしてますが、
外は軍師、内は聖賢。そんな国家を見てみたい.........安倍政権にはもはや。
[PR]
by gyou-syun-u | 2007-03-30 20:23 | 世界情勢