ブログトップ

スカイ・ハイ

harock.exblog.jp

一期一会

2分間の判断


自爆テロだったらどうする=イージス艦の警戒態勢に懸念 渡辺行革相

今回の衝突事故を起こしたイージス艦「あたご」は昨年の3月に竣工した最新鋭の装備を
備えたコンピュータの塊である。防空能力や情報処理能力が高いイージス・システムを
搭載した艦船で、日本では5隻目のイージス艦である。
イージス・システムはMDの要であり、金はかかるがコンピューターゲームの実写版で
あります。只、高高度迎撃ミサイルSM3が搭載されるのは「こんごう」型イージス艦であり、
今回の「あたご」型イージス艦に搭載されるのは対艦ミサイルSSMである。
今回の衝突事故を知れば、「ミサイルは感知できて漁船は感知できないのか?」という
話に持っていかれます。そんなバカな!と思いますが、海原の中の漁船はチリの如くで
あります。しかし如何にイージス艦が防空能力を重視しているとは謂え、レーダー能力に
加え当然対潜水艦戦闘用のセンサーとしてソナーを装備しており、水上水中の異常を観測
しています。、今時の漁船も魚群探知用のソナーくらいは装備しているでしょう。
あたごも艦首にバウ・ソナーを、艦底にハル・ソナー、更には水中に降ろす可変深度ソナー
を装備している筈であります(性能は軍事機密でしょうが)。
しかし、漁船やクジラの識別は難しいと言われ、最後は目視となるのだろう。
今回の事故発生時、漁船は作業中だったのではないかという話もあって、衝突2分前に
漁船の灯りを確認し、「あたご」は国際ルールにのっとり右旋回をし、漁船も旋回して
衝突を避けようとしたが、間に合わなかった。確認があと一分早かったら避けられたかも
しれません。業務上過失往来の疑いで、海上保安部の捜索が始まりました。
漁船は何故もっと早く気が付かなかったのか!というよりも、最新鋭の装備を誇るイージス
艦が何故気がつかなかったのか!という事に目が向けられるでしょうが、渡辺行革相の
懸念はもっともだろう。二分間で最良の判断をしなければならない艦長も大変だ。
[PR]
by gyou-syun-u | 2008-02-19 22:35 | 国内情勢・世相