アインシュタインを超えて<A・フィールドの宇宙論1>
精神世界なら、宇宙意識とかアカシックレコードとか、母なる宇宙の愛とか言う言葉が
ポンポン飛び交う訳ですが、科学全般に携わってる人達にとっては、それはタブーで
あり、非難の対象になりメシの食い上げになります。しかしそんなバカな話も無くなり
そうです。あらゆる現象に〃意味など存在しない〃と豪語してる唯物論的物理学者達
(主流でなくなりつつある)も袋小路から抜け出せなくなっています。
機械論的物理学のブレイクスルーはアインシュタインの相対的世界観から始まり、
量子力学で幕を開けました。アインシュタインは自然界の全ての法則を一つの数式で
表そうと、生涯を統一場理論に賭けましたが、実現には至らなかった。
アインシュタインが死ぬ迄受け入れなかった量子力学のミクロの世界と、
重力を扱う一般相対性理論との相性が悪かったからである。
一般相対性理論はミクロの世界では通用せず、数式に当てはめると、常に無限大
という結果が出て来る。逆に量子力学も重力の世界を扱えなかった。
何とかしてミクロとマクロを一つの数式で表そうとM理論含め試行錯誤している訳です
が、全ては「万物の理論」の為に......
物質を細かく分割していくと分子から原子、そして原子を構成する究極の粒子が残ります
が、この粒子を素粒子といい、その性質や動きを研究するのが素粒子物理学です。
これに対して量子は飛び交う粒子のエネルギーの最小単位の事で、粒子と波という2つの
性質を持つ場の世界を扱うのが量子力学です。
我々が普通に思い浮かべる物質のイメージはそこにはありません。物質は単なる物の塊
ではなく波動性を持ったエネルギーの場であり、どんなに離れていても一貫性を持つ!
素粒子間で起きる瞬間的な情報の伝達である「量子テレポーテーション」が確認されて
から、各分野において更に研究が進んでいます。宇宙は単なる真空ではなく「量子真空」
であるという考え方が注目されており、人間の身体も素粒子の集合体つまり量子の場で
あります。よって量子の相互作用は局所的に限定されるものではなくて、簡単に言えば、
人体の細胞の情報は近接する空間から他人の空間、さらに宇宙空間へと繋がっており、
時空を無視して(非局所的に)瞬時に転送されている(伝播されている)と。
素粒子同士の情報伝達速度は、光速を遥かに凌駕しています!
(相対性理論では光速を超えるものは存在しないのですが)。
ユングの言う集合的無意識の源泉である場が存在するのではないか?という事ですね。
全ての宇宙の記録が保存されてるというアカシック・レコードになぞらえて、
宇宙や生命体の驚異的な一貫性や干渉性は、あらゆるものを繋げる情報の場、
先天的な情報の発信源とも言える〃根源的な場〃があるのではないか?と言うのが
アカシック・フィールド、つまりA・フィールドの概念です。
まだ実証段階の途中ではありますが、万物の理論の概念に近いと思われます。
この概念が実証され脳科学に適用された暁には、既存の精神世界すら超えるかも
しれません。脳内及び身体内部では、細胞同士の相互作用が多次元で瞬時に行われて
おり、生命体は量子的であり、生命体の内部では低温で起こる超伝導が「常温」で
起きてるのではないか?というデータもある様です。
人間と人間、人間と動物、そして社会.....Aフィールドはあらゆる物に情報を与え、
同調させる働きをさせると言われています。
これはブロードバンドにおけるテレポーテーションの原理にも繋がり、
〃意味など存在しない〃どころか、情報源には相関や転送といった現象、広く言えば、
情報を与え合い助け合うという天律が、素粒子レベルで存在するという事を意味します。
人の心を読んだり、想像したり、インスピレーションを刺激されるのは、情報体としての
宇宙の海の中で我々が泳いでいると言う事の証でもあり、自分と他人、国と国、地球と
太陽など小さな系から大きな系迄、存在するための目に見えない情報が境界線や系を
超えて私達を支えてくれてると感じられるのです。
脳科学が量子脳のメタ認知なら、宇宙においては量子真空のメタヴァース
(メタ・ユニヴァース=原宇宙→先にある宇宙)となるのです。
既存の科学には哲学的視点は全く必要なく数値が全てでありました。
当然意味など考える必要はなかったのですが・・・・
天道には相対世界である三界(気天・象天・地獄)の枠外に
天外天である「理天」という世界があります。
理天は〃先天の情報の発信源〃であり、宇宙が消滅しようが全く関係なく存在する
時空の発祥地でもあります。我々は元々ここに住んでいました。
この太極の先に位置する理天は無極無形ですが、この場合の無とは有に対する無では
なく、全てを包含する不動の無、という意味ですが、理天から来る先天の情報とは、
「仁・義・礼・智」と言う情報であり、人間に生まれると、これに〃信〃が加わります。
人間として輪廻の渦に巻き込まれる時、神様は理天に居た時の証として、自分を忘れない
様に我々の玄関(アジナ)に自分の分身(御霊...本性....理性)をくっつけました。
エネルギーの相関性としては、先天の情報が宇宙で顕現した場合、元・亨・利・貞
(発生・繁盛・結実・休息)や(生成・流転.消滅・周流)という循環で
ポテンシャル(陰)とエントロピー(陽)を形成します。
つまり理天はAフィールドの概念が当てはまる世界になります。
まだ科学界の総意ではありませんが、最先端科学は〃理天〃と言う世界を
好むと好まざるに関わらず解明せざるを得なくなりました!
1回では終わりませんのでまた続きます.............!!
※参考文献
叡智の海・宇宙 (アーヴィン・アズロ著 日本教文社)←Aフィールド
脳内現象 (茂木健一郎著 NHKブックス)
人はなぜ感じるのか? (ビクター・S・ジョンストン著 日経出版)
心は量子で語れるか (ロジャー・ペンローズ著 講談社)
いちたすいち (中田 力著 紀伊国屋書店)
カウフマン生命と宇宙を語る(スチュアート・カウフマン著 日経新聞社)
by gyou-syun-u
| 2005-06-05 21:40
| 科学