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スカイ・ハイ

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一期一会

座して平和は守れず


先日、元航空幕僚長の田母神俊雄著「座して平和は守れず」を読みました。
全てに同意と言うワケにもいきませんが、簡潔明瞭で毒気がありませんでした。
氏が述べてる様に、この国の人達は災害でさんざん自衛隊にお世話になりながら、
国を守るという事に関して殆ど無頓着で、自衛隊を責めながら性善説の妄想に浸り
きっている事は前々から思ってたし、自衛隊の負の部分を強調したがる勢力の存在も
感じる処です。憲法第9条を有り難がっているのは諸外国で「日本は何も歯向かわない
国だ。何故なら平和憲法の縛りがあるからだ」と認識しているのが実情だと述べてます
が、平事に活動できる警察と有事にしか活動できない自衛隊の明暗は悲しいですね。
田母神氏は核武装論者であるが、それは核は使わず持つ事に意味があるという核抑止論
を長い間現場にいた人間として確信しておられます。北朝鮮に関して私は強硬派で先制
攻撃の空爆派なんですが(笑)、専守防衛も相手からの第一波が怒濤の攻撃で反撃すら
できない状況にでもなれば意味はないし、国民全体の命がかかっているなら尚更であり、
先制攻撃可にするべきであります。
氏に反論すべき箇所は「ミサイルの弾頭程度の爆薬なら着弾しても大して被害は無い」
と述べておられる所です。物理的には1発のミサイルだけならそうかもしれないが、
人家密集地や危険箇所に打ち込まれたら甚大な被害が及び、ましてや有事ともなれば
数発のミサイルで終わらないから交通事故との比較は無いでしょう(笑)。
核保有は軍事力ではなくて外交力の問題で、もし北が核兵器を持てばアメリカは北を
攻撃できなくなると述べていますが、北がミサイルの弾頭に装着できる小型化に成功
する前にこの国は終わるだろうと思いますが....どこぞの気違い国家を覗いて全面核戦争
のリスクを負う国はいない。

戦争はビジネスと教えられた第三世界の指導者達も少なくありませんが、東アジアに
緊張感を絶えず作り、顧客としての日本を維持したいアメリカの軍産複合体の餌食に
なり続ける日本の状況は、まさにアメリカの奴隷でありますが、日米同盟と言いながら
戦闘機は機体は同じでもレーダーやソフトウェアが常にお古でライセンス生産でも
ブラックボックス付き。日本の次期主力戦闘機で、日本が欲しいF22ステルス。
ステルス技術に日本企業の技がふんだんに使われているにも関わらずアメリカは中々
イエスと言いませんでしたが、英BAEシステムズが「欧州のユーロファイターを日本が
採用するなら我々はブラックボックスを設けない」と述べたところ、米下院の軍事
委員会はF22の日本輸出検討を明記する2010会計国防予算権限法案を可決しました。
オバマ大統領がF22の生産中止を、ゲーツ国防長官は日本輸出に消極的なので先は
分かりませんが、国防と利権議員と金の行方がハッキリ分かる話ですね。
米国防総省がGPS衛星で暗号キーのコントロール主導権を持つ現実に対して、腐ったと謂え
アメリカの軍事ネットワークは健在で、イギリスやイスラエルに対しても隙は見せない。
本当の闇は国家を超えた利権集団でありますが、日本独自の平和路線と言うものは
世界基準に照らせば力も知恵も両方持って初めて提言できるモノだと感じます。
文武両道は先進的な軍事力と徳を兼ね備えた品格ある国家の事を言うのだと
思います。そして我が国はそれを目指して欲しい。
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by gyou-syun-u | 2009-06-29 00:49 | 世界情勢