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スカイ・ハイ

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一期一会

カテゴリ:科学( 13 )

何か胃腸薬のような名前ですね。
しかし、このイプシロン打ち上げ成功で、撤退していった日本の宇宙関連産業がまた活気を
取り戻す事になるんですね。欧米に較べて日本の宇宙開発事業は予算が極端に少ない中で
アメリカのロケット技術の導入から始まって地道に研究開発を続けてきました。
大型の固体燃料ロケットと液体燃料ロケットの開発です。
固体燃料ロケット初の純国産であるM-VロケットはICBMに転用できる性能で主に科学衛星を
打ち上げ、液体燃料ロケット初の純国産であるH2型ロケットは主に実用衛星を打ち上げます。
しかし、2つとも図体がデカく、M-Vは全長と外形が約30.7m-2.5m、H2は35m-4mもあります。
H2型も大きいのですが、ICBMは固体燃料なのでM-Vが転用できるという話です。
M-VもH-2も今迄に31回打ち上げに成功し、数多の衛星や機器を宇宙空間に送りました。
M-Vは「火星探査機のぞみ」や「小惑星探査機はやぶさ」を、H-2Aは「韓国の地球観測衛星
アリラン3号」H-2Bは「無人補給機こうのとり」などを打ち上げました。
しかし、これくらいの大きさになると、打ち上げ費用に加え、搭載する衛星も大型になり、
コスト面で欧米に太刀打ちできないと言う事で、小型ロケット、小型衛星の開発にシフトする
ようになり、M-Vロケットは2007年で引退しました……
小型衛星の開発は日本のメーカーの得意分野なので、あとはコストパフォーマンスに優れた
ロケットというワケで、2007年から開発が始まり今回の打ち上げになりました。

イプシロンは全長24.4m直経2.6mの固体燃料ロケットなのでM-Vの後継機なんですが、
技術的にはM-VとH-2を継承しております。
H-2型は液体燃料ロケットながら補助用にロケットブースターを抱いてますが、
イプシロンはこのH-2Aのロケットブースター(打ち上げ時の推進力を増す為の固体燃料ロケット)
を一段目に使い、2段目と3段目のモーター(ロケット)はM-Vロケットの2段目と3段目を
改良したものです。3段目の上にあるベイロード(衛星や機器等)の積載能力も向上したと
言われます。

そしてイプシロン最大の特徴は、打ち上げシステムの革新と言われ、従来は人間が行っていた
点検作業を搭載された人工知能が自動で行い、それに伴い管制スタッフは今迄の100人から10人
へと大幅に縮小できて、パソコン2台で管制ができるという優れものです。
勿論、しばらくバックアップ体制は敷くと思いますが、イプシロンの開発費と打ち上げ費用は
H-2型の100億円から38億円に大幅に減少して、納期もH-2の3年から1年へと短縮できるという事
なので、海外受注の大きな強みになるワケですね。
日本の宇宙産業に弾みがついて技術力が実証されれば、世界のマーケットで勝負ができる。
国産の弾道ミサイル開発やミサイル技術の革新にも繋がり、話を飛躍すれば宇宙戦艦ヤマトも
夢ではないかもしれません。現実には武器輸出三原則の緩和まで逝ってしまうかもしれません。

日経の記事によれば、ロケットの機体や人工知能には問題なさそうなので、
次の打ち上げに期待しましょう。

イプシロン打ち上げ中止、データやり取り部品に異常か





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by gyou-syun-u | 2013-08-27 20:22 | 科学

天道の御聖訓では、宇宙空間は膨張し続け、極に達すると収縮に転じるとありますが、
現在の宇宙論には、宇宙の構造として、閉じた宇宙(無限性を持った有限体、)と、
開いた宇宙(無限の大きさを持ち果てがない)があるいはトーラス宇宙(循環型の
ドーナツ状で有限であるが果てはない)などが考えられています。
閉じた宇宙は膨張の後収縮に転じますが、開いた宇宙は永遠に膨張し続けると考えられて
いるので、御聖訓が正しければ、宇宙の構造は風船の例えの通り、球面構造を持つ閉じた
宇宙という事になるでしょう。私達が星を見る場合、その星々が何光年も遡った過去に発した
光を見ている事になりますが、過去の天体の姿を見ている事であり、今現在の宇宙の様子を
リアルタイムで把握する事は不可能なので、周辺のデータを観測して過去を推論する事で
それを補います。地球人には過去の地球は見えないが、遠い星の住人には過去の地球の姿
は見える事になります。相対性理論と量子力学が真に合体する時、未だ解明出来ていない
時間と空間のカラクリの全貌が明らかになるでしょうが、未だ統一理論は登場せず!

広大な宇宙空間で我々の目で見える宇宙というのは僅か数パーセントであると言われます。
モノを見るという場合、対象物から届く光が私達の網膜に入り込み、脳がそれを識別する
のですが、天体も同様で、私達は光の助けが無ければ物を見る事ができません。
ところがダークマター(暗黒物質)はそれ自体が電磁波(光や電波など)を発しないので、
長年その扉は開かれませんでしたが、ヴェラ・ルービンと言うアメリカの女性天文学者により
約30年前に指摘されました。現在ではダークマターが宇宙の主役と考えられる程です。
地球が回る様に銀河も回転していますが、地球が属する太陽系は渦巻き状の天の川銀河の
中にあり、太陽から距離が長い程、その天体の公転速度は遅くなり、太陽に引っ張られる力も
弱くなります。この天の川銀河の他多数の銀河が集まる銀河円盤も、その中心から遠く
なればなる程、回転速度が遅くなる筈ですが、実際のデータはこれに反して、銀河の
中心部からどんなに遠くても回転速度が一定であるそうで、これは銀河の外側や内側に
〃電磁波を発しないが、重力源となる巨大な質量を持つ物質〃が存在する事を意味する
訳です。直接観測は出来ませんが、周辺のガスや天体の回転速度を計測すると、そういう
結論になると言う事ですね。ダークマターの正体は未だ特定されておらず、ブラックホール説
や惑星説、素粒子論のニュートリノやニュートラリーノなどが候補になっています。私達が識別
できる物質としての宇宙は僅か4パーセント、そして23パーセントがダークマター、残り70
パーセント以上が宇宙空間を加速膨張させる要因のダークエネルギーと言われてます。

三宝のメカニズムも現代科学が踏み込まない未知の領域でありますが、少なくとも、
エネルギーや質量といった地球標準用語を全く除外して説明する事は無理である。
三宝を使うと瞬時に別の空間に移動すると言われますが、霊体ではなく〃生身のまま〃と
いう所がミソで、時空をワープする事になります。肉体のまま3次元から4次元に移動する事は
叶わないと御聖訓で明言してる以上、得道者のワープ先は、とりあえずは3次元に違いない。
パラレルワールドで言われる世界の分岐点を通過する事になるかもしれませんね。
電子が壁をすり抜けるトンネル効果は量子の世界で見られますが、肉体が壁をすり抜ける事
は絶対無理だと誰しもが思います。宇宙論の仮説であるワームホールを瞬時に神仏が作り
出すのか?全くの無から新たな物質が生まれる事(エネルギーから質量への転化)は、
粒子加速器による素粒子の衝突実験で実証されました。
無から有が生まれ、有は滅して無に帰る。
.......いつか続く。
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by gyou-syun-u | 2007-05-26 21:59 | 科学

機械論の信奉者で神はいらねぇと言ったフランスの数学者ラプラス(1749~1827)は、
「仮に全宇宙の物質の状態を完全に掌握する超越的存在がいたら、それは全宇宙の未来
 を完全に予測する事ができるだろう」と述べた。
その超知性体はラプラスが嫌いな神ではなく、ラプラスの悪魔と呼ばれた。
しかし、量子論の誕生によって、ラプラスの悪魔は否定されつつある。
物質の運動状態を決める電子の位置と方向性が同時に決まらず(不確定性原理)、位置と
運動方向が複数に共存するため、電子の位置と方向を確率的にしか予測出来ない量子論
からすれば、未来は決定されていないという事になるからです。これは従来の決定論ではなく
て、物理学にゆらぎを導入したものだとも言われています。
これは神を否定するというよりも、神ですら未来は予測出来ないと言う話であり、可能性の
話ではなく、データ上において原子以下のミクロの世界では複数の未来の選択肢が共存して
います。天道で言うと、地上天国になる地球と崩壊する地球と選択肢が複数あるという事に
なりますね.........

天道の御聖訓では既にパラレルワールド(平行世界・並行世界)について言及されて
いますが、量子論で1957年にエベレットが唱えた多世界解釈がそれを理論付け、
量子論は未だ発展途上であるかもしれず、未知なる理論が今後登場するかもしれません。
「人間は六道霊の集合体である」を量子論に置き換えると御聖訓にも述べられている様に
「人間は素粒子の集合体である」になりますが、ミクロの世界に於いては、実体の概念が
常識とはかけ離れており、厳密に数値化できない。
原子模型も従来の原子核の周りを電子が回るという図ではなくて、原子核の周りに雲状の
電子が回らず〃共存する〃という量子型に進化しました。この〃共存する〃というのは、
観測する前の電子の位置が同時刻に複数の場所に共存するという事で、観測して初めて
確率的に予測出来るという話になります。

日常的なマクロの世界では、一個の物体が同時刻に複数の場所に存在するというのは
あり得ない話ですが、ミクロの世界ではそれが常識となっている。
観測という行為が電子の動きに影響を及ぼすという事について、死ぬ迄量子論を否定した
アインシュタインは「月は君が見てる時しか存在しないのかね?」と問うた。
この意味を拡大解釈すると、観測するという行為を〃意識するや意念を発する〃に換えて、
強烈な願望や意念は電子の動き(人体を構成する素粒子の動き)に影響を及ぼすと言い
換える事もできます。この世は夢幻なりと神仏は言われますが、物質を限りなく
分割していったら、何も無かったという世界に既に突入しています。
今のところクォークとレプトンが最小の素粒子でありますが、素粒子間の力学さえも
相互に支え合う天律なのかなと思ったりします。叡智は物質非物質問わず、〃既に
与えられている〃と感じます。これが理力⇒フォースなのか......
量子論と霊界や理天の接点を何とか見つけたいと思ってますが.......
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by gyou-syun-u | 2007-05-01 21:21 | 科学

量子コンピューターと言うと何でもかんでも超高速なのかというとそうでもないらしい。
私達が使っているパソコンは日進月歩の勢いで進化し続けていますが、
半導体の集積回路は超小型化にも限界があり、半導体の大きさが原子レベルまで小さく
なると、電流(電子)を流した時に、量子力学で言われるトンネル効果(越えられない筈の
エネルギーの壁の向こう側に電子が通り抜けてしまう現象で、稀に発生する)が起きて、
隣の回路に電子が流れてしまい機能を果たさなくなってしまう。
つまり、半導体の大きさは原子レベルの一歩手前が限界という事になります。
そしてその時期は「半導体の集積密度は18ヶ月で倍増する」というムーアの法則に
よると、2020年頃だと予測されています。それ以降は現在の半導体技術とは
違った方法で集積回路を作らなければ、更なる超高速化は不可能と言う訳です。
そこで量子コンピューターの登場ですが、もっとも日常で使うレベルであれば全然問題
ないのですが、地球シミュレーターや、ミサイルの弾道計算など天文学的な計算が可能
なので膨大な解析データが必要な分野においては、もし実現すれば革命が起きる。

セキュリティの問題として、解読不可能な暗号通信技術である公開鍵暗号が数分で解読
されてしまうという点で、NSAが気になって仕方が無いというのも頷けますね。
世界を監視するNSAにとっては量子コンピューターはいち早く導入したいでしょう。
とは言え、現段階では演算素子である量子ビットと、それらを閉じ込める空間である
量子ドットの研究開発が進められている状況であります。
勿論それに行き着く間には、既存の半導体技術とセットになるかもしれませんが、
一般的な常識が通用しない素粒子レベルの話であるから何が待っているか未知数である。
尋常ではない一例として、粒子の瞬間移動〃テレポーテーション〃があります。
量子力学の世界では、もつれあった粒子は互いにどんなに離れていようが、物理的な
特性が瞬時に転送され、相互関係を保つという現象が実際に起きてる訳ですが、
ミクロの世界における粒子の不思議な動きは人為的なものではないが、それを人為的に
操作しようとする試みが世界中で研究されています。勿論これらは量子コンピューター
と連動する訳ですが、この世界で言う「量子テレポーテーション」とは物質が瞬間移動
するのでは無く〃情報〃が別の場所に移動して、その情報をもとに同じ物質が完全に
再構築(コピー)されると言う事らしい.......
その情報というのは人間であれば〃魂〃という事になるそうですが.......
現在までにテレポーテーションが成功しているのは、量子状態の原子であり、
人間を含む生物の瞬間移動となると遥か先の話だそうですね............
しかし次世代のネットワークにおいては、この情報の転送手段が重要となる。
日本では今年、東大助教授の古澤明チームが、世界で初めて量子テレクローニング
(コピーして転送する遠隔複製)に成功。これは量子ネットワークに情報を分配して
通信する為の制御技術だそうです。勿論まだ、始めの一歩だそうです。

実は私が本当に興味あるのは、量子コンピューターや量子テレポーテーションが、
異世界や霊界を解明する手だてとなり得るか?という事です。
人間を転送する場合、理論上は素粒子の集合体である人間を素粒子レベルにまで
解体し、別の場所に転送して、転送された場所で素粒子の集合体へと再構築する訳ですが、
ある意味粒子が集合出来ない状態が死であるのかもしれない。
死と言うのは素粒子が離散したまま、相互関係だけが消滅する状態ではないのか?
とか妄想に耽ったりします。
遺伝子操作や量子コンピューターはパンドラの箱で、ある意味神の領域で、犯しては
ならないものなのかもしれない。しかし現在のスパコンで1千万年かかる計算を、
僅か数十秒で結果をはじき出すと言われる夢の量子コンピューターにときめきを
感じないのもウームではある。何となく「アキラ」を連想するのですが。
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by gyou-syun-u | 2006-10-07 22:50 | 科学

先日「バタフライ・エフェクト」と言うビデオを見ました。
日記を読むと時間を遡り、過去に戻れるという能力を持つ主人公が、ifを繰り返し
周りの人間をハッピーエンドの結末に導こうとする映画です。
平行宇宙的に考えると、ifが可能なら一人の人間に無数の人生が存在する。
その中のたった一つの人生を我々は認識しているに過ぎないと言う事になります。
あの時あぁすればこんな結果にはならなかっただろう......と悔やんだ経験は誰にでも
あると思いますが、人生にifは禁句なのかもしれない。同じ人間が過去に戻っても、
また同じパターンを繰り返すだけで、あまり意味は無いと思われます。
結果オーライではなく、失敗や成功その過程に醍醐味があるのだと信じたい。

このタイトルは、天気予報はなぜ当たらないかを説いたMITの気象学者だった
エドワード・ローレンツのカオス理論で、その特質は初期条件が僅かでも狂うと
最終的には全く違った結果を生み出すと言うもので、「ブラジルでの蝶の羽ばたきが
テキサスで竜巻を引き起こすか?」と言う講演から蝶々効果と呼ばれるものです。
直接的な因果関係を示す〃線形〃に対して、カオス理論は〃非線形或は複雑系〃
と呼ばれる。ある規則を前提にして予測出来る線形に対して複雑系は最初のズレが
僅かでも違うと全く予測不可能な結果を生む。つまり予測することが難しい。
ここに時間と空間という異なる性質を持つ世界に包まれる我々生命体の因果律が
存在します。このカオス理論は脳や心の領域と言った複雑系に当てはめる事ができ、
絶えず修正または自分を律する行為を反復しなければ、ほんの僅かな心の迷いや
揺れが、知らない内にトンデモナイ結果を招いたりもします。
心の性質であるブレが時には良い方向へ行く時もあるだろうし、自滅する場合もある。
時間の矢は過去から未来へと飛んで行きますが、時間は万人に平等に与えられるもの
でありながらも、その状況次第で1日がえらく長く感じたり、あっと言う間に過ぎたり
しますね。時間は確実に時を刻んではいるけれど、使い方次第で多少のコントロール
ができる。例えば瞑想する場合、その時空は明らかに日常の時空と異質なものであり、
特に重力を意識しない瞑想は、まるで時間を支配した様な錯覚に陥ります。

我々が過去を思い出す時、脳細胞の時間の矢は当たり前の様に未来へ飛んでいますが、
心は過去や遠い未来へ飛んでいます。ここが心が非物質性で、時間の反転をも
含めた素粒子の非局所性(物質から波への変換)と共通するものがあります 。
量子力学の多世界解釈や荘子の胡蝶の夢に共通する実体と虚像の狭間をヒトは
どう認識しているのかという問題で、我々は観測者であると同時に観測対象物でも
あると言う事です。自己をみつめると言う時は観測者も観測対象物も自分です。
光の2重性(光は粒子であり波である)や、シュレディンガーの猫のように、
人間も生きてる状態と死んでる状態が表裏一体で存在し別世界を構成する。
このような考えは霊魂を考える上では都合が良い。人間は複数の時空、又は場の
集合体、肉体の動きも静と動と組み合わせ、更に宇宙は無限性を持った有限体。

〃思考停止〃という言葉は悪い意味で捉えられる事が多いけど、インスピレーション
を受ける時などは思考の産物とは別物で、時間軸を離れた所から突然それはやって
来ます。時間はあらゆるものを支配しますが、流れる限り時は刻まれ、それが止まれば
世界は死んでしまう。思考する時は情報を分離、分割して改めて整理するという作業を
繰り返しますが、思考停止はその分離した情報を元の海に戻す。あらゆる情報を優しく
包括する大いなる海は、思考そのものも包み込もうとする。思考停止の危険性は
ポジティブかネガティブかで決まる。停止の先に在るものを見据えない限り、八方
塞がりの迷路に安住するだけであります。 
過去に戻っても切なくなるだけ。失った時間を取り戻す事はできない。
高速度カメラで撮った画像をスローで再生するように、時間を捉える事ができるなら
ヒトは間違いをいち早く修正できる余裕が生まれるのでありますが.....そうもいかない。
世界のどこかで目覚めた小さな喜びが、何時の日か巨大なシナジー効果を生み出す。
逆もまたしかり。せつないハッピーエンドもまた楽し.......
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by gyou-syun-u | 2006-03-23 10:32 | 科学

創造と進化。この2つの言葉を分けて考える向きもありますが、進化は創造の過程
であり、創造は進化の始まりであると捉える事もできるのではないかと思います。
大自然の営みを科学的な理論だけで、完璧に説明出来るとは思えませんが、
創造と言う言葉は、どうしても〃創造神〃を連想させてしまいますが、
原始人の頃より効率性や利便性は進化しましたが、人間の神性は逆に退化した様に
思います。創造も進化も夢幻でありますが、それは大事なものを探し求める為に
周到に用意された夢幻であるように思えます。
創造や進化は創造・維持・破壊のパッケージの中に組み込まれたもので、
八卦で喩えると、無極から太極を生じ、それが陰と陽の二極を生じ、
二極は四象を生じますが、この分裂増殖が無限であっても、全ては陰陽二極、
更には太極である一に還元できます。一度生命として誕生すると、先天的な
この創造力の種と、後天的な環境適応能力が脳内のシナプスで結ばれ、千差万別の
模様を織りなすというワケで、後天的な人間の創造力が、先天的な創造力の原型に
嵌まった時、人は神的なイマジネーションやシンフォニーを奏でたりします。
脳内宇宙に星座を創る様なものかもしれません。

創造論者の言い分は、進化論の過程の単細胞生物→多細胞生物→植物→昆虫→
脊椎動物→魚類→両生類→爬虫類→鳥類→哺乳類→類人猿→人間.....と言う
夫々の段階の隔たりは突然変異を超えた飛躍的なものであり、特に類人猿から
人間に至る段階に於いては、特に脳において隔絶しており【前頭前野(理性を持ち
感情を抑える機能)の獲得】、進化と言う生易しいものではないと言うもので、
要は人間は猿から進化したのでは無く、しかも猿人の化石も見つかってないと。

これに対して、あくまで自然科学の立場から説明する進化論に、神など入り込む
余地はありません。つまり進化論は信じる信じないでは無く実証の結果であり、
進化論の主流であるダーウィニズムの自然淘汰説も、昨今の分子生物学などの研究
に伴い、修正や異論それぞれ湧いて宇宙論と同じく統一理論に至ってません。
サンスクリット語で科学と呪術は共にヴィディヤーと言うそうですが、
科学は物質を扱い、呪術は鬼神を扱い、共に効果を求める実証主義であります。
科学は「再現でき、繰り返し検証できない対象は扱わない」「なぜ?という事は
対象にしない!」という鉄則があるので、長い間、見えないもの、検証できない
ものを徹底的に無視してきました。逆に専門化した事で、様々な分野で飛躍的な
進歩を遂げ、近代社会に貢献した事も事実でありますが、お釈迦様の手のひらで
踊る孫悟空と同じで、とてつもなく掴み所の無い壁に当たっているのが現状では
ないでしょうか。物質の側面はかなり解明できた科学界が、もうひとつの側面を
解明しようとする動きが何時現れるか!非常に興味のあるところです。
〃神〃という言葉が嫌であれば〃エネルギーの母胎〃と捉えれば良いのではないか。
物質はエネルギーが閉じたものであり、エントロピーの増大を最小に抑えるために、
あらゆる生命体が形として顕現します。そして形あるものは必ず滅びる。
創造しっぱなし、維持しっぱなし、破壊しっぱなしは無いのであります.......
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by gyou-syun-u | 2005-11-16 22:07 | 科学

人間は死ねない事ほど不幸な事はない!と誰かが言いました。
人は生まれた瞬間から老い始め、誰でも100%死を迎える。
その中で出逢いと別離を経験する。そして全ては過去の記憶となり、最後は
目の前の映像が遮断されるのだ。100年の寿命が200年に延びたとしても、
例外無く肉体はその機能を停止する。嫌でもこの世のゲームオーバーを迎える。
幸せの絶頂にいる時は〃時間よ止まれ!〃と思いたくもなりますが、
軈てそれも記憶の彼方へと旅立ってしまいます。
満開の花びらと共に、散華する花びらに心が奪われるのは、老いて死ぬという
生物共通の天律に無意識に共鳴するからであろう。

哲郎は機械の体を求めて銀河鉄道999に乗った.....
絶大な権力を手中に収めた秦の始皇帝は、不老不死の妙薬を求めて
特使〃徐福〃に夢を託したが、その夢は叶わなかった。
古今東西のオカルティストは錬金術や錬丹術による不老不死を探求し、
現代の超富豪達は自分のクローンに莫大な金を投資する。

年間30万人近くが自殺する中国を除いて、先進国の中で自殺者が最も多い日本が、
(年間約3万人)長寿大国というのは皮肉な話ではありますが、2004年統計では、
男性は平均寿命78,64歳で、アイスランドの78,8歳に次いで2位。女性に至っては、
20年連続一位で、85,59歳だそうです。この高齢化社会に向けた再生医療の鍵を握る
ES細胞の研究では、日本も世界のトップレベルにあると言われております。
このES細胞(embryonic stem cells)は胚性幹細胞と呼ばれるもので、
受精卵が細胞分裂を始める初期の段階で、〃胎児になる前の未熟な細胞群〃を
取り出し、それを分離して培養増殖させて完成したもので、マウス実験により、
ES細胞は、組織片としての増殖能力、そして身体組織や臓器に多分化する能力が
立証されたのです。ゆえに万能細胞と呼ばれますが、死亡胎児から採取する細胞は、
EG細胞=胚性生殖幹細胞(Embryonic Germ cell)と呼ばれ、イメージ的には
〃水子細胞〃だそうで、水子をバラバラにして新しい組織として蘇生させる、
ある意味水子のリサイクルとも言えます。
他に成人の骨髄から取り出した 骨髄性幹細胞があり、ES細胞より性能は劣ると
言われてますが、こちらは倫理面をクリアできる。
しかしながら今年3月9日の国連総会で、ヒトクローンの全面禁止宣言を賛成84カ国、
反対34カ国、棄権37カ国で採択されましたが(アメリカは賛成、英国や日本は反対)、
別に法的規制があるワケではありませんが、規制に向けた宣言であります。

※宣言内容    加盟国は人間の尊厳に反する遺伝子技術の応用を
          禁止する必要な措置を取るべきである

21世紀の社会を支える科学技術は、
細胞工学・遺伝子工学・バイオテクノロジーと言われておりますが、
全面禁止に賛成票を投じたキリスト教国アメリカも、細胞工学の流れには逆えず、
国内の反発なども受け、5月に下院で緩和法案が可決され、8月にはホワイトハウスが
倫理面に反しない、規制に引っかからない代価細胞の研究を推進する方針を打ち出した。
もう一つ、世界中で跋扈する臓器売買を一掃するのか、それとも拍車をかけるのかと
言う裏ビジネスの問題も、これからクローズアップされるでしょう。
一方反対票を投じた日本は、東洋的な価値観から、ミレミアム・プロジェクトの
一環として、倫理的側面を考慮した、卵子もクローン胚も必要としない幹細胞の
研究に着手していく模様です。
アルツハイマー病や糖尿病、そして事故などによる損傷部位への細胞治療が目的で、
大量生産可能な細胞ですから、高齢化社会には適合するでしょうが、
暴飲暴食贅沢三昧で癌になりました。でもES細胞で一発で直りますよ!お客さん♪
そんな社会だけは勘弁して頂きたいものです。生を軽んじるのも愚かであるが、
生にしがみつくのも愚かであろうと思うのであります。
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by gyou-syun-u | 2005-09-17 20:44 | 科学

古典物理学の終焉と量子論の急激な進化を持ってしても、
「我々は何処から来て何処に逝くのか?」「宇宙が生まれる前、宇宙が終わった後は
何が存在するのか?」という永遠の問いに答える術は持ってません。
63億の世界人口の中で7割を超える人達が何らかの信心を持っており
(キリスト教20億、イスラム教12億、ヒンドゥー教8億、仏教4億......)ますが、
科学は神じゃダメなわけで、神に替わる理論や数式が存在しなければならない。
日本は教えを学ぶというよりも感じる事、波動を重視する国だと言われますが、
認め合う神々.....和を重んじるDNAなんでしょう。

※アメリカの素粒子物理学者であり、1979年にノーベル物理学賞を受賞した
 スティーブン・ワインバーグ先生はこう語ってます(主流です)。
「科学的な手法では人間存在の意味など発見できないと私は考えています。
 これ迄に発見されているのは、特に人間を指向しているものではない、感情を
 持たない宇宙であり、今後もそれに反する発見はないでしょう。そして、宇宙の
 究極の法則が発見されるとしたら、それは慄然とするような、冷酷で非人間的な
 ものだと思います 」

これは一見ムカつく発言なんですが、先生は人間存在の意味を問う事が無意味だと
言ってる訳ではなくて、従来の方式では相互作用までは解明できても、そこに
哲学的発見は見い出せないだろうと言いたいのでしょう。
ただ、万物の理論が冷酷で非人間的だとは思いませんがね。
宇宙は弦が奏でるシンフォニーか、それともダークマターが実権を握ってるのだろうか。
感情を持たない宇宙に関しては、宇宙飛行士は反論するでしょう。
物理学者達の東洋思想への回帰現象が顕著になって来た現在、改めて東洋思想の
原点を問い直す節目に来たのではないでしょうか.....と言うか時代はそれを望んでます。
東洋は科学と呪術と宗教の境界線が曖昧だったため、科学の進歩が阻害されたと
言われてます。しかし、全てを包含する為、仮に証明できないものであっても
バッサリと切り捨てる事はしなかった(時代にもよりますが)。
これに対し西洋はデカルト以来、検証できないものは全て排除し、宗教的なものとの
完全なる境界線を作った。そのお陰で科学は発達したが、不可解なる性質には従来の
西洋方式で行き詰まり、次第に全てを包含し、全体をより高い見地から観察する
(今でいうメタ認知)態度に共鳴してるんだと思われます。
ユングのシンクロニティや集合的無意識という概念は易経の影響を受けたと言われ、
カプラもタオ自然学で易の陰陽論と量子論の類似を指摘してます。
ライプニッツは、自分が研究してた二進法による共通文字構想と、数千年前に描かれた
伏義の先天八卦の表示法が全く同じである事に驚嘆した。
これが最終的には現代のコンピュータへと繋がっていった。
ちなみに易の八卦とDNAは驚く程似てます。
易は八卦を上下に組んだ64卦、DNAの遺伝暗号は64個です。
八卦は陰陽3本の爻から、遺伝暗号は3つの塩基から成り立ちます。
遺伝暗号が書かれてる言葉は、4つの塩基から3つを選ぶ組み合わせででき、
この順列は64であり、64卦は四象を3つ取り出した順列になる。つまり遺伝暗号は
八卦と同じ配列で並んでいるだけでなく、言葉の意味も符号するのです。

     ※もし量子力学を本当に〃信じている〃なら、
       それを〃まじめに〃受け取れるはずがない

ペンローズは著書の中でボブ・ウォールドの上記の言葉について、全く真相をついた
もので、量子力学とそれに関する人達の姿勢を深く洞察した言葉である!と述べた。
彼によれば、〃まじめな人達〃は状態ベクトル(シュレーディンガーの猫で言えば、
生きてる状態の猫と、死んでる状態の猫、2つの方向を持った量)の実在性を信じ、
実世界を表したものだと言う見方をする。
一方で〃信じる人達〃は状態ベクトルと言うのは心の中に存在するもので、
世界を記述するが世界そのものではないという見方をする。
これに平行世界が加わって科学的禅問答の様相をなしてますが、根源的な問題は
観測者の意識と思われ、ペンローズは現代物理学の欠落した部分に、計算不可能な
〃何か〃が存在するかもしれないと述べています。欠落した箇所を人間の進化した
意識で補う事が果たしてできるのだろうか?夢は果てしなく........
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by gyou-syun-u | 2005-06-10 21:15 | 科学

精神世界なら、宇宙意識とかアカシックレコードとか、母なる宇宙の愛とか言う言葉が
ポンポン飛び交う訳ですが、科学全般に携わってる人達にとっては、それはタブーで
あり、非難の対象になりメシの食い上げになります。しかしそんなバカな話も無くなり
そうです。あらゆる現象に〃意味など存在しない〃と豪語してる唯物論的物理学者達
(主流でなくなりつつある)も袋小路から抜け出せなくなっています。
機械論的物理学のブレイクスルーはアインシュタインの相対的世界観から始まり、
量子力学で幕を開けました。アインシュタインは自然界の全ての法則を一つの数式で
表そうと、生涯を統一場理論に賭けましたが、実現には至らなかった。
アインシュタインが死ぬ迄受け入れなかった量子力学のミクロの世界と、
重力を扱う一般相対性理論との相性が悪かったからである。
一般相対性理論はミクロの世界では通用せず、数式に当てはめると、常に無限大
という結果が出て来る。逆に量子力学も重力の世界を扱えなかった。
何とかしてミクロとマクロを一つの数式で表そうとM理論含め試行錯誤している訳です
が、全ては「万物の理論」の為に......

物質を細かく分割していくと分子から原子、そして原子を構成する究極の粒子が残ります
が、この粒子を素粒子といい、その性質や動きを研究するのが素粒子物理学です。
これに対して量子は飛び交う粒子のエネルギーの最小単位の事で、粒子と波という2つの
性質を持つ場の世界を扱うのが量子力学です。 
我々が普通に思い浮かべる物質のイメージはそこにはありません。物質は単なる物の塊
ではなく波動性を持ったエネルギーの場であり、どんなに離れていても一貫性を持つ!
素粒子間で起きる瞬間的な情報の伝達である「量子テレポーテーション」が確認されて
から、各分野において更に研究が進んでいます。宇宙は単なる真空ではなく「量子真空」
であるという考え方が注目されており、人間の身体も素粒子の集合体つまり量子の場で
あります。よって量子の相互作用は局所的に限定されるものではなくて、簡単に言えば、
人体の細胞の情報は近接する空間から他人の空間、さらに宇宙空間へと繋がっており、
時空を無視して(非局所的に)瞬時に転送されている(伝播されている)と。
素粒子同士の情報伝達速度は、光速を遥かに凌駕しています!
(相対性理論では光速を超えるものは存在しないのですが)。
ユングの言う集合的無意識の源泉である場が存在するのではないか?という事ですね。
全ての宇宙の記録が保存されてるというアカシック・レコードになぞらえて、
宇宙や生命体の驚異的な一貫性や干渉性は、あらゆるものを繋げる情報の場、
先天的な情報の発信源とも言える〃根源的な場〃があるのではないか?と言うのが
アカシック・フィールド、つまりA・フィールドの概念です。
まだ実証段階の途中ではありますが、万物の理論の概念に近いと思われます。

この概念が実証され脳科学に適用された暁には、既存の精神世界すら超えるかも
しれません。脳内及び身体内部では、細胞同士の相互作用が多次元で瞬時に行われて
おり、生命体は量子的であり、生命体の内部では低温で起こる超伝導が「常温」で
起きてるのではないか?というデータもある様です。
人間と人間、人間と動物、そして社会.....Aフィールドはあらゆる物に情報を与え、
同調させる働きをさせると言われています。 
これはブロードバンドにおけるテレポーテーションの原理にも繋がり、
〃意味など存在しない〃どころか、情報源には相関や転送といった現象、広く言えば、
情報を与え合い助け合うという天律が、素粒子レベルで存在するという事を意味します。
人の心を読んだり、想像したり、インスピレーションを刺激されるのは、情報体としての
宇宙の海の中で我々が泳いでいると言う事の証でもあり、自分と他人、国と国、地球と
太陽など小さな系から大きな系迄、存在するための目に見えない情報が境界線や系を
超えて私達を支えてくれてると感じられるのです。
脳科学が量子脳のメタ認知なら、宇宙においては量子真空のメタヴァース
(メタ・ユニヴァース=原宇宙→先にある宇宙)となるのです。
既存の科学には哲学的視点は全く必要なく数値が全てでありました。
当然意味など考える必要はなかったのですが・・・・

天道には相対世界である三界(気天・象天・地獄)の枠外に
天外天である「理天」という世界があります。
理天は〃先天の情報の発信源〃であり、宇宙が消滅しようが全く関係なく存在する
時空の発祥地でもあります。我々は元々ここに住んでいました。
この太極の先に位置する理天は無極無形ですが、この場合の無とは有に対する無では
なく、全てを包含する不動の無、という意味ですが、理天から来る先天の情報とは、
「仁・義・礼・智」と言う情報であり、人間に生まれると、これに〃信〃が加わります。
人間として輪廻の渦に巻き込まれる時、神様は理天に居た時の証として、自分を忘れない
様に我々の玄関(アジナ)に自分の分身(御霊...本性....理性)をくっつけました。
エネルギーの相関性としては、先天の情報が宇宙で顕現した場合、元・亨・利・貞
(発生・繁盛・結実・休息)や(生成・流転.消滅・周流)という循環で
ポテンシャル(陰)とエントロピー(陽)を形成します。
つまり理天はAフィールドの概念が当てはまる世界になります。
まだ科学界の総意ではありませんが、最先端科学は〃理天〃と言う世界を
好むと好まざるに関わらず解明せざるを得なくなりました!
1回では終わりませんのでまた続きます.............!!

                  
                ※参考文献 

叡智の海・宇宙 (アーヴィン・アズロ著 日本教文社)←Aフィールド
脳内現象    (茂木健一郎著 NHKブックス)
人はなぜ感じるのか? (ビクター・S・ジョンストン著 日経出版)
心は量子で語れるか  (ロジャー・ペンローズ著 講談社)
いちたすいち  (中田 力著 紀伊国屋書店)
カウフマン生命と宇宙を語る(スチュアート・カウフマン著 日経新聞社)
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by gyou-syun-u | 2005-06-05 21:40 | 科学

脳科学の領域においては、実体としての神の視点は絶対に認めなかったのですが・・・
「我思う。故に我あり」の言葉を使った近代合理主義の始祖と言われるデカルト。
客観性を重視し続けてきた近代科学の合理主義世界に、パラダイム・シフトの兆しが
見え隠れしております。前時代のパラダイムをシフトしたデカルトの次に来るのは誰?
複雑系の中心に位置する脳科学の世界が、今一番面白いです。 
脳科学の方が精神世界に歩み寄って貰いたいのですが。
数学者でもあったデカルトは客観性を重視しましたが、その思念は測定や観察による
データ重視の世界観を科学界に送り込み、迷信や妄想或は人間の直感でさえも
科学から排除しました。この時から精神世界と科学は完全に分離してしまいました。
そのおかげで時代は功罪共にシフトし、観測機器の性能アップに伴い科学は飛躍的に
進歩しましたが、合理主義の流れは、ヒトの心の隙間までデータで埋め尽くして
しまいました。

私が私であることを意識すると言う場合、従来の脳科学の考え方は、
感覚器官のデータを統括処理する脳内の機能別分野自体が、私の中心へと情報を
纏め上げ意識を作り出すというもので、五感が合流して「私」という意識を作り上げる
というものですが、実際には見るという行為だけ取っても、目を開けた時点で、既に
私と言う視点、意識が存在し瞬時に世界(空間)を認識します。
この当たり前過ぎる行為の本質が脳細胞の活動だけで説明しきれない部分で、
脳科学の壁である心脳問題です。
従来の思考は点が集まって段々と複雑なシステムを作り上げるというイメージですが、
意識する時は、逆に点が一瞬で全体を見渡すというイメージですよね。
つまり、情報が最終的に合流する〃私という神経細胞〃あるいは特定の部位が存在
しなければ、一瞬にして世界を見渡す「私」の説明がつかないという事です。
しかしながら、私と言う名の神経細胞は見つからないだろうし....
(不変更ニューロンというのがありますが....)
というワケで機能局在を突き詰めるよりも、脳全体のシステム論を再構築した方が、
良いのではないか?という事で、認知心理学用語のメタ認知(メタ=超.....通常の認知
をより高い次元から修正したり制御する機能)を主軸に、もう1度、ゼロから、根本から
見直そうじゃないかと言う方向性が芽生えつつあるみたいです。
神経細胞が情報を伝達する時は当然物理的時間が必要ですが、見る聞く情感を覚える
などの機能別部位は脳内空間の離れた位置にあります。既存の考えでは細胞同士の
相互作用は近接したものどうしで起こり得るもので、離れた空間にある細胞の相互作用は
起こり得ない筈ですが、「私」という視点が世界をクオリア(質感)として意識する時
は、細胞どうしが物理的時間や空間を簡単に超えて関係性を持ってしまう。
おまけに、神経細胞は物質なので、永遠ではなく生成消滅を繰り返します。となると、
「私」は一体どこにいるのか・・といいう問題であります。そこで、統合された情報を
更に瞬時に認知する〃メタ認知的〃何かが存在するのではなかろうか?という事です。
脳科学で言う神の視点とは、勿論宗教上の神様の事ではなくて、情報を統括して意識と
して世界を見渡す「私」の視点の事です。

脳内の神経細胞の情報処理の速度が、コンピュータに比べて遥かに遅いのに、
人間はあらゆる状況に対応するだけの演算能力を有するのは、脳が膨大な並列計算を
するからですが、それらを統括するメインのスーパーチップは何処に?
しかしながら、意識の根源、意識の中心でこれだけ壁にブチ当たってるのが現時点の
脳科学でありますから、神経細胞が全て死滅しても「存在する魂」に至っては解明は
無理かもしれません。コンピュータは壊れてもそれまでのデータは残ってる!じゃあ、
科学者を納得させる事はできませんからね。
この先は温故知新の宇宙論へと続く。。
でも、科学者は皆、未知の領域を解明しようとガンバッテるのだ!!
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by gyou-syun-u | 2005-05-31 22:42 | 科学