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一期一会

<   2005年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧


※道教八仙の一人である呂洞賓(りょどうひん)のお話です。
 巷の伝説とは少し違いますが、聖訓の本質は誰を信じるかより何を学ぶか...です。
 居酒屋であなたの隣にいる人、もしかして仙人かも♪ あぁ一期一会。
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【御聖訓】

黄粱(こうりょう=穀物)一炊もせぬ内に 人生の完りを垣間見
老仙に従いて 仙家に学ぶ
金丹舎利を結びて 安炉立鼎の境地に至れり
進士昇格の夢は消ゆるも 天の法律主部の役職に在り   吾乃 呂洞賓

吾、現在に於いて「呂祖」「純陽真人」「浮遊帝君」と、民人達から呼ばれ、
仙家に於いては尊ばれ、神となりたり。特に中国や台湾では熱烈な信者も有り。
然れど、吾の本来の職務は、理天の法律諸部の役職を賜り、下執禮の号令を以て
天道の儀式を執行するなり。

吾は、中国の河南省永楽県にて生誕せり。母は吾を懐妊せし時に、白鶴が体内に
入り込んだと申したり。吾幼き時に、南岳禅の馬祖氏に会い、馬祖氏は吾骨相を
観て、将来大成せりと申した。吾はそれからどのような人生を歩みたか、晩年に
至る迄は何ら他の人間と変わり無き生活を送りたり。特に吾が父は吾を官僚に
したく想い、吾もその意志を継ぎて、46歳の時に進士の試験を受けたり。
その進士の試験に合格せば、省長に成る事も、宰相(今の大臣)に成る事も
約束されたり。然れど、3度その試験に落ち、その時は64歳に成っていたなり。
進士の道を諦め、居酒屋で居ると、そこに雲房(うんぽう)仙人が現れたり
(吾は雲房先生と呼んでいた)。
雲房仙人は懐から黄梁と小鍋を取り出し、炊き始めた。
そして「汝は仙家を大成出来る器なり」と申し、
「どれ、これから仙家を学ばぬか」と吾に勧めたり。

黄梁が炊かれて暫くして後、吾はその場で眠って仕舞い、ある夢を見た。
その夢とは、進士の試験に合格し、大臣となり自分の希望が叶えられたの
もつかの間政敵の策に依り、大臣の任を解かれ、一家離散した。
その夢から覚めた時、黄梁は未だ炊かれていなかった。
人生の虚しさを悟りし吾は、雲房仙人の申す通り、仙家を学ぶ事を決意したり。
その旨を雲房仙人に告げると、雲房仙人は「良く決意した。なればこれから汝に
10の試験を与える」と申した瞬間、吾は自分の家に居たなり。

見ると、家族全員死んで居たなり。吾は悲しむ事もせず、葬儀の支度を済ましたり。
すると、家族は全員息を吹き返したり。
第2の試験と申して、雲房仙人は吾を市場に連れて行き、物を売らされた。然れど、
買いに来る者は本当の値の半分しか払わず、吾は怒らず説得して全額を払わせた。
第3の試験は、一人の浮浪者が金をくれと申し、最後には泣きわめき始めた。
最初躊躇したが、吾は持っている金を全てその浮浪者に与えた。
第4の試験は、雲房仙人の飼っている羊を預かり、それを山にて放牧していたなり。
すると、そこに空腹の一匹の虎が現れ、羊を襲ったなり。吾は羊を庇いて、
虎に噛まれた。然れど、その瞬間に山も羊も虎も全て消えていた。
第5の試験は、吾が雲房仙人の家で一人勉強していると、夜遅くに一人の女が
一晩宿を借して欲しいと申し出た。吾は心良く宿を借したり。然れど、その女は
媚態を以て吾を挑発せんとしたなり。然れど、吾は心を乱さず、黙殺したなり。
すると、雲房仙人の家も女も消え、吾は自宅へと赴いていたなり。
家に帰ると、盗賊に荒らされて家財は全て盗られて仕舞っていたなり。
それが第6の試験であったなり。吾は平然として、翌日畑へと仕事へ赴いた。
すると、鍬に何か当たる物有り。調べてみると、黄金の塊であったなり。
吾は気に止めず、仕事を続けた。翌日第7の試験有り。店に鼎(かなえ)を買いに
行き、帰りに良く見ると、銅の鼎に無く金の鼎なり。吾はすぐ店に戻り、金の鼎を
返したり。
第8の試験は、少し変わった道士が「飲むと仙人になるか、死ぬかもしれない仙薬が
有るがこれを買わないか」と勧めたり。吾は仙薬を道士から買い、仙薬を飲みたり。
すると何もなかったので、吾は恐らく仙人に成れたのかもしれぬと思いたり。
第9の試験は、他の者達と川を歩いていると、いきなり洪水が襲い皆を鯨飲せんと
したなり。他の者は逃げたるも吾は平然としたり。すると、洪水は消えて居たなり。
第10の試験は、吾が雲房仙人の家にて禅を組んでいると、今迄見た事も無い奇異な
妖怪の集団が襲いかかりたり。吾は何無く翻し、禅を組んでいた。
すると、天から「喝!」の一声が降り、妖怪達は全て消えて仕舞いたり。

すると、そこに雲房仙人が現れ「哺々(ほほ)、良くぞ10の試験を及第したり。
未だかって10の試験を突破した者はいなかったが、汝が初めてなり」
すると黄梁はまだ炊けていなかった。
吾は幻を見せられ、雲房仙人の試験を受けていたのであった。

雲房仙人は、「これより汝に練金の術を伝授せん」と申したり。そして雲房仙人は
こう付け加えた。「その為には、3000の功と800の行が必要なり」と。
吾は雲房仙人に聞きたり。「その練金した金は異変を起こさぬや」と。
雲房仙人は「3000年経れば安心なり」と申したり。
そして「汝よ、その気持ちがあれば、今後過ちを犯す事は無し。3000の功と800の
行は既に汝にあり」と申し、練金の術を吾に伝授した。それから修業に勤め、
吾は仙身を得たり。

この様に、汝らが今、神と崇拝するものも以前は人間であり、欲もあり、罪も犯し
何ら汝らと変わり無し。然れど、一念発起し修道に努めれば、道を得るなり。
道を行じたならば、仙体を得て神と成るなり。誰に巡り会いそしてどの様な試練を
越えるか、それに依りて人生は一転す。
汝らの人生、寝ても覚めても、未だ黄梁は炊き完る事は無し。
物や場所に執着せず、心を和せば必ずや発展有り。雲房仙人が吾に与えし10の試験、
何を以て解答としたか、良く考えてみるべし。執着より離れる、それが共通せし答えで
あるはず。汝らに与えられし試験問題はまだまだ、わっはっは!
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by gyou-syun-u | 2005-09-30 21:37 | 天道

混迷深まる世界情勢の中、
神々の軍団の総大将である真武将帥(しんぶしょうすい)御大に
王道と覇道を語って頂きます!
御聖訓についてはカテゴリ〃天道〃の以前の記事を参照下さい。
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【御聖訓】
真剣は 生死活殺を決する程に 重大なる鍵を握るものなり
両刃のものなれば 用い方にて功罪徳禍を分ちたり
武者は栄辱をわきまえ 剣に相応しき 誇りと責任を携えるべし
覇剣は 必ず王鏡の前にて振るべし     
                                                                      吾は真武将帥

覇道は権力を以って、世の統治を為さんとす。
諸事騒々たる乱世に在りては、天下の統一を旗印に、数多の覇者が名乗りを揚げ、
群雄割拠す。時代の要請に由りて新たなる秩序が求められる時には、旧態は自ずと
破壊される傾向を辿るなり。彼の時流の中で、平和を願いて純粋なる大志を抱き、
伏龍は覚醒す。衆生の為の聖戦なれば、流される血も必ずや報われん。
然れど、限られた者達の繁栄と勢力拡大の為に争いが行われるなれば、それを
覇業とは申さぬなり。覇業は確かに権力を用いる故に〃私の域〃を脱し難く、
〃公の域〃に至り難し。単なる優勝劣敗の低次元なる状況に堕落し易きなり。
覇者と称される者は、力有る故に他の衆生を蹂躙し、他の集団を認めぬ偏りを
見せる恐れあり。強大なる力に達背できず傘下に加わる者あれども、事大主義に
流されて臣下の禮を示すのみにして、潜在的に屈服する事は無し。
盈(えい)有れば虧(き)有り。暴走する覇業は人為自然の淘汰を択ばず。
歴史的にも自己崩壊する運命を有したり。何かが足りぬ故なり。

王道は普遍的理念に基きて、神聖なる統治を為さんとするなり。
王者と衆生は宇宙の同胞より発する事を自覚する故に、対象的に断絶する事は無し。
聖帝、堯の徳政を讃え伝える鼓腹撃壌(こふくげきじょう)の説話の如く、
王者と衆生は一つに溶け合うなり。王道は三界に於ける天命の人格化した象徴なり。
千差萬別なる因縁を有する衆団を一同に集束する為には、王道を必要とするなり。
王者は如何なる衆生とも衆団とも対立する事有り得ぬなり。
八百萬の衆生をその侭に肯定し、受け入れる無限の包容力を有するなり。そして
王者は公正無私にして、如何なる欲をも雲焔過眼視(うんえんかがんし)するなり。
故に滄海柔田(そうかいそうでん)の如く、時運が移行するとも王業は不変なり。
本来、王業と覇業はあたかも楕円の二つの中心の如く、不即不難の関係に有りて、
世を統治する二つの極を担いたり。旧態が打破される折りには、覇業が盛んとなりて
軈て偃武(えんぶ)の時、岐路を迎えるなり。覇業は世に力を示し、悪鬼を駆逐する
事能うも、人心を全きに収攬し、自由に救済する器を創造する事能わぬなり。
覇者は衆生を平服させるも、王者は衆生に安心立命を与えるなり。

王と覇は、現代においてその均衡を崩したり。現代は覇業が膨張する時代なり。
両者の相補関係は分断されたり。これにては全国全世界の平和統一を唱えるとも、
天歩の艱難を得るは至極当然の理なり。天命に依る統治が今必要とされるなり。
王者の出現が切実に求められるなり。幾つもの覇業を志す衆団を一つに帰結するに、
天命のみその力を、その徳を有するなり。天命に依る統治は、天命を徒に語りて
衆生を威圧するものに非ず。それは権力を保ちて権威を得る事能わぬなり。
天命という至高共通の価値のもとに、全ての衆生が集う世界を創造する時期に
際会したり。天命とは四海同胞、大同団結の理念の許に解す事無くば、見失って
仕舞うなり。これから尚一層、覇者達の争いが大きくなるなり。若し、その中に
報本反始(ほんぽうはんし)の志に気付き、他を受け入れる器を持つ者が出現する
なれば、その者が天下を統一するであろう。然れどその実現を待つや否や。
尺山寸水(せきざんすんすい)の喩えの如く、達観して蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)
の争いに自己を奪われる勿れ。天命という無形の財産は、無形故に守り難し。
天命の所在は、衆生の意が統合される核に証されるなり。
天道は申す迄も無く覇道に非ず。覇道と王道を天命の許に統一する道なり。

          <語句注釈>
【事大主義】  一定の見識を持たず、ただ勢力の優勢な者に従うやり方。
【盈有れば虧有り】 満ちればかける事がある。
【鼓腹撃壌】 天下太平、無事平穏を楽しむ状態。
【雲焔過眼視】 物事を深く心に止めない事。執着しない事。
【滄海柔田】 時勢の移り変わりが激しい事。
【偃武】   戦争が止んで平和な状態。
【四海同胞】 全ての者は皆兄弟の様に仲良く親しむべきであるという事。
【大同団結】 多くの集団が、主義主張の細かい差異に目をつぶって団結する事。
【報本反始】 本は天地。始は祖先。根本に立ち返ってその恵みに報いる。
         天地や祖先に感謝する事。
【尺山寸水】 高い所から見下ろすと、高い山も一尺、大河も一寸の幅になる。
【蝸牛角上】 取るに足らない争い。
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by gyou-syun-u | 2005-09-24 23:47 | 天道

次期総理候補の一人である安倍晋三幹事長代理や、民主党の前原新代表は、
共に改憲派であります。先日、護憲派の重鎮と言われる後藤田元副総理が
死去しましたが、自民党や民主党の大部分はおおむね改憲派であるとされ、
流れは憲法改正の方向に向かっています。
前防衛庁長官石破茂氏(改憲派)によると、ほとんどの政治家が国防や自衛隊の
装備などに対する知識が乏しいという。国防論議は票には繋がらないので、
多くの政治家は避けて通ってきたというワケで、そのツケが回ってきたのである。
しかしこの問題については、国民各々が考え大いに議論すべきであって、
早急に結論づける問題ではないと思います。
マッカーサーとGHQが1週間で書き上げたとされる日本国憲法でありますが、
特に問題とされるのが憲法第九条であります。

        第二章 戦争の放棄
             第9条
1) 日本国は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
  国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
  国際紛争を解決する手段としては、永遠にこれを放棄する。
2) 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は。これを保持しない。
  国の交戦権は、これを認めない。

憲法の解釈を巡って色んな意見がありますが、主権国家であるにもかかわらず、
自衛の権利すら認められていないというのはおかしな話だと思います。
既に世界有数の軍事力を保持している以上、自衛隊法の足カセを外すのがイヤで
あれば、戦闘機や艦船は有する能力の殆どを使えないワケですから、
全てスクラップにすべきであろうと思います。
長年手をつけなかった曖昧な法整備は、国民のコンセンサスを得る以前の問題で、
政府は国防の指針をハッキリ示して、それを国民に問うべきであります。
プロ市民は別として、現代人の多くが日常生活において、世界で一番素晴らしいと
言われる憲法第九条など頭の中に無いのは事実であり、自衛隊海外派遣など対外的
な問題の時に、思い出す程度であったのが、PKO問題で一気にタブーではなくなり、
寝た子を起こす様相となった。
自衛隊で言えば、実際には現行の自衛隊法により、戦闘機や艦船も兵士も攻撃された
場合のみ反撃できる、つまり自衛権を行使できると定められています。
しかも自衛権行使の為には〃法的根拠〃が無いとダメで、反撃許可の指揮命令系統も
全く不明なワケで、更には陸海空の一体化された通信システムが存在しないという事
があります。これは国防において陸海空が一致協力する体制が全く不備である事で、
軍人が政治家を超えてはならないと言うシビリアンコントロールの為せる技です。

そんな中に於いて、石破氏が防衛庁長官在任の時に、対テロ対策として、
300人の超エリート集団である〃対テロ特別部隊〃が創設されました。
陸上自衛隊のエリートが集まる習志野の第1空挺師団の中から、語学・医療・通信
その他を全て一人でカバーできる優れた人間を選抜した集団で、彼等は特殊部隊の
先駆であるアメリカやイギリスの部隊で研修訓練している模様であります。
拉致家族の中からは、この特別部隊を使って救出しろ!という過激な発言も出ました
が、この部隊にしろ現行法では許可が下りなければ、発砲もできないのであります。

 ★小泉政権は第2項の修正案として以下の案を委員会に提出。
  2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は。
    これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
     ↓
   ※自衛のために自衛軍を保持する(2005年7月7日)

  憲法改正の手続きとしては......
  法案を提出→衆議院・参議院で議決→国民投票→天皇が承認→公布となります。
  いずれにしろ国民がNo!と言えば憲法は改正されないのであります。

女性や子供の戦争に対するイメージは敵国の兵士を殺す、つまり人を殺すであるが、
昨今の軍事技術の中には、人や建物を傷つけずに兵器やシステムを無力化する
電磁パルス兵器などのハイテク兵器がMDと連動して研究されています。
ミサイル防衛(Missile Defence)は通常兵器削減と核拡散の諸刃の剣ですが、
地上戦においては、ブッシュ政権は対テロ兵器として、地下に隠れてレーダーで
探知できない軍事施設攻撃のため、バンカーバスター(指標貫通)用核兵器の開発を
終え、北朝鮮を空爆するオプションで使われる予定であったと憶測が飛んでいます。
MDは飛んで来るミサイルを迎撃ミサイルで撃ち落とすものであり、
朝鮮半島統一もしくは金正日帝国壊滅後の、地上戦無き後の先守防衛の見地から
日本に一番合ってるとされ、日本政府はMDを核にして、その分陸海空の通常装備を
削減する方向です。アメリカは冷戦時代に比べて国防予算は削減方向にありますが、
中国は逆に増額に向かっています。只、アメリカの問題は戦争も〃民営化〃の方向
がハッキリ見えるという事で、ブッシュ後の政権がそれを更に押し進めるのか、
それともアメリカ国内で、もう派兵はイヤだと言う大きな振子が起きるのかが、
今後大いに注目されます。もっと大事なものがあるんじゃないかとアメリカ人も。
いかに世界No.1の軍事力があろうと、ハリケーンには手も足も出ないのである.......

戦う中にも道を見いだす日本人の思考回路は、果たして理解されるのだろうか。
武力と武道は違う。武道は戦わずして勝つ、己にも克つ為に鍛錬をするのである。
ゆえに何もしない訳では無く、攻撃と防御のカラクリを理解し、型を繰り返し、
最終的には心と体を一体化させ、道に昇華させ心の平安を得ようとするものである。
武道は本来人の道にも通じるものでありますが、世界情勢はプライドやK-1や
ヒーローズといった異種格闘技・総合格闘技の世界に様変わりしてしまった。
四角いジャングルはイヤであっても、少なくとも他流試合をしない合気道の心を
第9条に組み入れるべきだろうと唱える事は暴論ではないだろう。
生命の尊さから平和や反戦を唱える人々がいますが、人類は他の生物の命を奪って
(別名喰って)生きてる訳ですから説得力は無いと思われます。我々の肉体の
細胞は攻撃と防御を繰り返しながら代謝しているわけです。
小学校に不審者が侵入して平気で殺害する時代において、学校側が警備体制を万全な
ものにする事にあまり異論は無いと思うし、絶対平和主義は意味を持たないと思います。
但し、それを心底貫く人を悪戯に誹謗中傷するものではありませんので誤解無き様。
国防は政治の要であると思うし、軍事マニアだけではなく普通の人達も心を正して
考える時期に来ているのだと思います。
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by gyou-syun-u | 2005-09-23 19:03 | 世界情勢

人間は死ねない事ほど不幸な事はない!と誰かが言いました。
人は生まれた瞬間から老い始め、誰でも100%死を迎える。
その中で出逢いと別離を経験する。そして全ては過去の記憶となり、最後は
目の前の映像が遮断されるのだ。100年の寿命が200年に延びたとしても、
例外無く肉体はその機能を停止する。嫌でもこの世のゲームオーバーを迎える。
幸せの絶頂にいる時は〃時間よ止まれ!〃と思いたくもなりますが、
軈てそれも記憶の彼方へと旅立ってしまいます。
満開の花びらと共に、散華する花びらに心が奪われるのは、老いて死ぬという
生物共通の天律に無意識に共鳴するからであろう。

哲郎は機械の体を求めて銀河鉄道999に乗った.....
絶大な権力を手中に収めた秦の始皇帝は、不老不死の妙薬を求めて
特使〃徐福〃に夢を託したが、その夢は叶わなかった。
古今東西のオカルティストは錬金術や錬丹術による不老不死を探求し、
現代の超富豪達は自分のクローンに莫大な金を投資する。

年間30万人近くが自殺する中国を除いて、先進国の中で自殺者が最も多い日本が、
(年間約3万人)長寿大国というのは皮肉な話ではありますが、2004年統計では、
男性は平均寿命78,64歳で、アイスランドの78,8歳に次いで2位。女性に至っては、
20年連続一位で、85,59歳だそうです。この高齢化社会に向けた再生医療の鍵を握る
ES細胞の研究では、日本も世界のトップレベルにあると言われております。
このES細胞(embryonic stem cells)は胚性幹細胞と呼ばれるもので、
受精卵が細胞分裂を始める初期の段階で、〃胎児になる前の未熟な細胞群〃を
取り出し、それを分離して培養増殖させて完成したもので、マウス実験により、
ES細胞は、組織片としての増殖能力、そして身体組織や臓器に多分化する能力が
立証されたのです。ゆえに万能細胞と呼ばれますが、死亡胎児から採取する細胞は、
EG細胞=胚性生殖幹細胞(Embryonic Germ cell)と呼ばれ、イメージ的には
〃水子細胞〃だそうで、水子をバラバラにして新しい組織として蘇生させる、
ある意味水子のリサイクルとも言えます。
他に成人の骨髄から取り出した 骨髄性幹細胞があり、ES細胞より性能は劣ると
言われてますが、こちらは倫理面をクリアできる。
しかしながら今年3月9日の国連総会で、ヒトクローンの全面禁止宣言を賛成84カ国、
反対34カ国、棄権37カ国で採択されましたが(アメリカは賛成、英国や日本は反対)、
別に法的規制があるワケではありませんが、規制に向けた宣言であります。

※宣言内容    加盟国は人間の尊厳に反する遺伝子技術の応用を
          禁止する必要な措置を取るべきである

21世紀の社会を支える科学技術は、
細胞工学・遺伝子工学・バイオテクノロジーと言われておりますが、
全面禁止に賛成票を投じたキリスト教国アメリカも、細胞工学の流れには逆えず、
国内の反発なども受け、5月に下院で緩和法案が可決され、8月にはホワイトハウスが
倫理面に反しない、規制に引っかからない代価細胞の研究を推進する方針を打ち出した。
もう一つ、世界中で跋扈する臓器売買を一掃するのか、それとも拍車をかけるのかと
言う裏ビジネスの問題も、これからクローズアップされるでしょう。
一方反対票を投じた日本は、東洋的な価値観から、ミレミアム・プロジェクトの
一環として、倫理的側面を考慮した、卵子もクローン胚も必要としない幹細胞の
研究に着手していく模様です。
アルツハイマー病や糖尿病、そして事故などによる損傷部位への細胞治療が目的で、
大量生産可能な細胞ですから、高齢化社会には適合するでしょうが、
暴飲暴食贅沢三昧で癌になりました。でもES細胞で一発で直りますよ!お客さん♪
そんな社会だけは勘弁して頂きたいものです。生を軽んじるのも愚かであるが、
生にしがみつくのも愚かであろうと思うのであります。
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by gyou-syun-u | 2005-09-17 20:44 | 科学

私は郵政民営化賛成で自民党に一票を投じましたが、ここまで自民が圧勝するとは
思いませんでした。やはり解散時の首相会見は有権者の心を掴んだのでしょう。
TV討論などを見ても、野党は批判の言葉を繰り返すだけで、田中真紀子などは、
親父が作り上げた金権政治を棚に上げて、小泉首相に罵詈雑言を浴びせる始末で、
見てて気分が悪くなる程でした。自民党の郵政法案が完璧と思ってる有権者など、
いない事ぐらい誰でも知ってるワケで、前に進むか進まないかだけの話である。
日米トップの交替を見据えても、中国韓国北朝鮮との関係からして、日米関係は
簡単には捨てられないワケで、野党の絵に描いた餅は現実的ではない。
肉食人種と対峙するには、常識に囚われない発想の転換も必要である。
ビジネスは世界の企業間との交流を進め、ネット社会は簡単に国境を越える時代に、
規制緩和は時代の流れであり、世界と勝負できる絶好のチャンスである。
共存できるか否かは、やってみないと解らないのである。
100年のスパンで考えると、日本が本気でユビキタス社会を目指せば、
ハガキや手紙も無くなるだろう。それが良いか悪いかは別として、
良い事ばかりが変革ではないと思います。
もはや地元利益誘導の政治家などに、誰も興味は無いのである。
日本人はもう十分に良い暮らしをしているから興味がないのである。
良い暮らしや老後の安定等は、これだけ世界が混沌としてる中、優先課題ではない
だろう?という気が個人的にします。政治に保証を求めて何になるのだろう。
別に弱者切り捨てではなくて、幸せや老後の人生などを政治に求めて何になるのか。
それは自分で努力して切り開くものであろう。例え少子高齢化社会であってもだ。
生物は皆、死亡率100%なのである。昔のオヤジオフクロは強かった!

優れたリーダーは企業に於いては五万といるのに、政治家では久しく居なかったの
であるが、政治は面白いという事を知らしめた今度の選挙は価値があったと思います。
アメリカの大統領選のように、老若男女が祭り上げる〃イベント〃として定着して
欲しい気がします。劇場で大いに結構!ダイナミズムが生まれれば良いのだ。
これから難問山積みの政権で、いいから前に進め!と民意はGOを出した訳であるから
重圧に押し潰されずに、若き世代の意見も十分に聞き入れて〃憲法改正〃も含め、
慎重にやって頂きたいと思います。今回勝ち過ぎで、次回は反動が来るでしょうが、
あと1年小泉首相には頑張って頂きたい。
愚かな人も愚かでない人も、全部ひっくるめて国民である。
愚かな人であっても、前に進みたいと思う時が必ず訪れる。
政治家はそれを察知する必要があるのだ。
それが優れたリーダーシップであると思う。
          
                      祇園精舎の鐘の声 
                      諸行無常の響きあり
                      沙羅双樹の花の色 
                      盛者必衰の理をあらわす
                      おごれる人も久しからず 
                      ただ春の世の夢のごとし
                      たけき者も遂には滅びぬ 
                      偏に風の前の塵に同じ
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by gyou-syun-u | 2005-09-12 20:00 | 国内情勢・世相

先日NHKのクローズアップ現代で、高校生や中学生の薬物汚染について
身を粉にして取り組んでる〃夜回り先生〃を取り上げていました。
昔は覚醒剤や麻薬は、ヤクザチンピラの専売特許と相場は決まってましたが、
現代の中高生にとっては、全てファッションであるらしい。
それに注射器が必要無くなってからは、錠剤やカプセル、シップ剤など摂取方法も
様々になり巧妙な製品パッケージも手伝って、尚更、違和感や罪悪感も希薄になって
来ている。その先生が言ってましたが、大人は薬物を購入しても隠れて一人でヤルが
中高生などの若年層は「あいつもヤッてるから俺もヤってみよう」という気になって
汚染が広がるらしい。非常に怖い現象である。
カラフルな錠剤はまるでM&Mのチョコレートみたいで、無知な若者を誘うのである。
ニコチンやカフェインも中枢神経系を興奮させるという点では麻薬と同じですが、
ヘビースモーカーゆえに幻覚を見たり、コーヒー紅茶の飲み過ぎで人を殺したくなる
という人はあまりいないと思われます。

薬物と言っても種類は色々で、代表格を挙げて見ると......
<覚醒剤>
覚醒剤が他の薬物と違う点は、完全な化学合成物であると言う事である。
分子構造が安定しているために、長期間分解されず体内に残ると言われています。
漢方薬の一種である麻黄(まおう)を原料にして、抽出される物質を他の化学物質と
反応させ、更に強力な覚醒剤を密造する事ができるそうであります。
スピードなどの俗称がある。
<ヘロイン>
ひなげしなどの観賞用のケシ科植物以外の、麻薬成分が含まれるケシから摘出される
アヘンを原料とするヘロイン。生アヘンに含まれるモルヒネを化学合成して作られる。
ドイツで〃咳止めの薬〃として販売され、我が国でも戦前は医療品として使用されて
いたそうである。モルヒネは麻酔薬として知られてますが、向精神薬にも含まれる。
<コカイン>
南米原産のコカの木の葉っぱを原料とするコカインは白色粉末状で鼻から吸ったり、
(洋画でお馴染みの光景でありますが)水溶液を注射する。
ヘロインと同じで鎮痛剤や麻酔薬としても使用される。更に化学合成を加え、
クラックなどの強力な結晶ヘロインとして末端に出回るのである。
<LSD>
ライ麦に寄生した麦角菌から抽出されるリゼルギン酸を化学合成したもので、
視覚聴覚を変貌させる働きを持つ幻覚剤であります。
LSDはリゼルギン酸ジエチルアミドの略であり、ビートルズの曲である
「ルーシー・インザスカイ・ウィズ・ダイヤモンド」の頭文字を取った幻覚剤の
通称で、数十種類の暗号名を持つ錠剤やカプセルの幻覚剤が出回っており、
中には禅(zen)という暗号名もあるそうです。
<フェンシクリジン PCP>
PCPは合成麻薬の中でも、サイケデリック薬物の中心的存在だそうで、即効性の
トリップ体験が売りですが、それだけ強力であり危険であると言う事になります。
こちらもエンジェルダストなどの俗称が使われている。
水溶液や錠剤や粉末など変幻自在に形を変えられる事ができ、効能も多岐に亘る。

その他にも医療目的で使用される向精神薬も乱用すると麻薬になってしまいます。
類似薬物のMDMA(通称エクスタシー)なども、規定量を超えると死に至る。
タイ・ラオス・ミャンマーに股がるケシ畑の黄金三角地帯、そして南米最大の
コカ生産地であるペルーにおいての麻薬撲滅運動と共に、現代のバイオテクノロジー
を使った、ケシやコカに替わる代用植物の開発なども進んでいると聞きますが。
世界の麻薬市場は2003年で35兆円(末端価格)だそうですが、その1/3が
アフガニスタン産のアヘンで、ヨーロッパに流れているそうであります。
タバコやコーヒーよりも遥かに多くの量が消費されてるのである!
先進国の中では一番規制が厳しいと言われる日本でも、汚染のスピードは加速されて
おり、年間の中毒死亡者は5000人、中毒患者は100万人以上と推定されています。
本来の自分のキャパを超える力を、容易に得られる代償はとてつもなく大きい。
脳や歯や骨を溶かし人格を破壊する。人が人でなくなり、妖気の塊と化すのである!
薬物に頼らない脳内物質のコントロールを人類は手にすべきであります。
ストップ・ザ・薬物! 偽りの〃天使の粉〃に騙されるな!
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by gyou-syun-u | 2005-09-10 21:33 | 国内情勢・世相

      人心惟危 道心惟微 惟精惟一 允執厥中
四大文明のひとつである黄河文明(紀元前5000年頃)を経て、紀元前2000年頃の
夏朝の時代に、中国で伝説の聖帝が天下を統治していた頃のお話です。
何故伝説かと言うと、史書はあるものの、遺跡が発掘されていないからです。
人々は現代みたいに〃それほど〃心が荒んでおらず、王様の元で平和な暮らしを
営んでいました。この時代は世襲ではなく、最も徳が高く智慧に優れた人物が天命を
受け天下を統治しておられました。老子孔子や釈尊が登場する遥か以前のお話です。
堯(ぎょう)帝は平和な暮らしを営んでる民衆を穏やかな眼差しで見守りながらも、
人として生まれた以上、どうしても避けられない超現実的な問題が有る事を機敏に
察知し、舜(しゅん)に天下を譲る時、次の一句4文字を訓戒として伝えました。
             允執厥中
     「允(まこと)に厥(そ)の中(ちゅう)を執れ(とれ)」
これだけだと普通の人は何が何だかワケ解らないのですが、そこは聖王達の世界。
舜はこの一句で堯帝の言わんとすることを........
★人の心は肉体があるから、物欲に迷って邪道に陥る危険があり、
 本来人に備わってる道義の心は物欲に覆われ微かになっている。
 だから、人心と道心の違いを考察して、人心を交えず、道義の心を
 守って失わない様にして、道心が常に主となって、人心はその命に
 従うように心がけなさい!............と理解したのです。

そして今度は舜が禹(う)に天下を譲った時、もしかして禹がこの一句だけでは
悟らないかもしれないと思い、次の三句12文字を追加し訓戒としました。
        人心惟危 道心惟微 惟精惟一
     「人心惟れ危うし 道心惟れ微なり。惟れ精惟れ一」
つまり、「允に厥の中を執れ」と言うのはどういう意味なのかを12文字で
追加したのです。そして計4句16文字の心法が完成したのです。
      人心惟危 道心惟微 惟精惟一 允執厥中
(人心これ危うし 道心これ微なり これ精これ一 まことにその中をとれ)
そしてこの心法は禹の跡を継いだ湯(とう)帝から文王、武王、周公へと心伝され、
老子が登場してからは、道脈は帝王の時代から聖人の時代へとバトンタッチ
されていったのです。

心の体(たい)は虚霊にして知覚の妙用があります。
私達の霊を根と枝に分けると、道心は体(根)であり、人心は用(枝)になります。
喜怒哀楽の心は用であり主体ではなく、微かな本性理性が主体であります。
肉体から発する心は耳・目・鼻・口・四肢の欲であるから悪に陥りやすく、
耳は聞かなくても良い雑音も聞き入れ、目はあらゆるモノを追い求め、勝手に
美醜を判断し、鼻はフェロモンに誘惑され、舌と言う字も〃千の口〃と書く様に
善くも悪くもここから述べられます。
道心は別の次元から発せられる父母未生以前の面目であり、完全至善のものですが、
明らかにし難く、微かで微妙な働きをします。仮に人が魂だけの存在であれば、
善も悪も体感できません。肉体という衣を身に付ける事によって善悪精濁の演算を
無限に繰り返しながら、魂の向上を目指しますが、ある魂は上に昇り、ある魂は
下へ堕ちて逝く。例え聖人であっても、普通の人と何も変わらず、飢えれば食べな
ければなりません。つまり肉体は心同様に大事なモノなのです。
ただ、聖人は人心を持っていても〃私心が無い〃という事ですね。
この人心と道心が心の中に渾然と同居してるので、これを治める方法を知らないと
人心は益々危うくなり、微かな道心は益々微かになって隠れてしまいますよっと!
故に、人心と道心の間を精密に考察し、この二者を混雑させない事、つまり
「精一」とは一点即ち本性(玄関)を堅く守って失わない様にしない事が大事で、
それは中、即ち〃真空妙有〃を執ることですよっと!
真空とは〃大にして外が無く、小にして内が無い〃ことで、
妙有とは宇宙の真理のことであります。

【人心惟れ危うし】
心は万物の中心であり万物の主宰ですが、後天的な気質である人心は、
識と情で構成されており穢れ易く、五管を満足させる識神の声に流され易いので、
危険であります。
【道心惟れ微なり】
道心とは清浄無垢なる誠の心で、宇宙を生育し森羅万象を包括する源泉であり、
人に於いては皆さんに備わっている本然の理性のことです。
但し、この道心は不生不滅、不増不減であり、その微妙な働きは不可思議で
測り知れないので〃微〃というワケです。
【惟れ精惟れ一】
精とは精密を極めた光明のことで、一とは統一や中和を意味します。
つまり道心の功用は、光明を以て原形が壊れた状態を修正包括統御するということです。
【允に厥の中を執れ】
宇宙の真理である道の心に従い、誠の理に帰依しなさいという意味です。

.......ヒトの心は太古の昔から、基本的に何も変わってないという事ですね。
ただ、現代人は分析能力や自省能力が飛躍的に発達したため、宗教誕生の前や聖人が
登場するずっと前から危惧している帝王の意を、やっと理解できるようになった。
そしてこの真伝は「守玄」という天道の瞑想法として世に降りているのです。
守玄の功用として、私欲は無くならないけど、私心が限りなくゼロに向かいます。
                     
                                                                      ※参考資料 天道道義
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by gyou-syun-u | 2005-09-03 10:23 | 天道